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【JPM銘柄分析】JPモルガン・チェースは時価総額世界トップの金融機関

   

※2017年12月期決算データ反映、BSデータ追加、コメント刷新(2018/7/29)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はJPモルガン・チェース(JPM)をご紹介します。


  JPM財務情報等

基本情報

会社名 JPモルガン・チェース
ティッカー JPM
創業 1799年
上場 1969年
決算 12月
本社所在地 ニューヨーク州
従業員数 252,539
セクター 金融
S&P格付 A-
監査法人 PwC
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上構成比

 

セグメント別売上構成比

 

業績

 

バランスシート

資産

負債純資産

BPS(一株当たり純資産)

 

株主還元

 

連続増配年数

7年

 

バリュエーション指標等(2018/7/29時点)

予想PER:11.7倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.9% 最新情報はこちら

PBR:1.7倍 最新情報はこちら

 

感想

JPモルガン・チェース(JPM)は2000年にJPモルガンとチェースが合併してできた世界最大の金融機関です。

JPモルガンは、M&Aアドバイスや証券発行サポートなどの投資銀行業務を担っています。チェースは米国内の個人や中小企業向けの金融サービスを提供しています。売上規模としては、チェースの商業銀行業務の方がJPモルガンの投資銀行業務よりも大きいです。売上全体の45%が個人及び中小企業向けの銀行業務です。

NYダウ30銘柄にも選ばれています。

総資産は2.5兆ドルもあり世界最大規模です。時価総額でもウェルズファーゴを抜き世界トップの金融機関になりました。今、米国銀行の時価総額は1位JPモルガン、2位バンカメ、3位ウェルズ・ファーゴとなっています。

CEOのジェームズ・ダイモン氏は歯に衣着せぬ物言いで自分の考えを主張される方で、しばしば世間の注目を集める発言をされます。昨年のアナリスト向けの電話会議で「アメリカ人であることがほとんど恥ずかしく思えてくる」と言い、現状を変えられない米国政治の不満をぶちまけました。また、「ビットコインは詐欺である、ビットコインの取引をしたトレーダーは解雇する」と発言していました。

ただ法人減税が実現した最近はダイモン氏もご機嫌よろしいようで、「税制改革により資金に余裕ができ、新市場への拡大を目指せるだろう」と語っています。

財務データを確認しましょう。

FY08はリーマンショックの影響で営業収益(売上高)は大きく減少していますが、FY09以降は持ち直し、950億~1000億ドル辺りで横ばいで推移しています。純利益は緩やかな右肩上がりで、直近FY17の純利益率は25%ほどです。

FY17は純利益が前年比で微減となりましたが、これは税制改革で24億ドルの一時費用を計上した影響です。実質的には増益決算でした。昨年2017年は非常にボラティリティの低い相場だったためトレーディング収入が不調でしたが、ウェルスマネジメント部門が伸びました。ウェルスマネジメントは向こう10年で2倍に成長する潜在力があるとダイモンCEOは予想しています。FY18は再びボラティリティ相場が戻ってきていますから、トレーディング収入の拡大も期待できそうですね。

ROEは10%ほどで業界平均よりやや低いかな~という印象です。

バランスシートを見てみましょう。銀行の割には貸出金が総資産の36%とやや少な目です。貸出金以外の主な資産項目としては、有価証券と現預金が多いです。調達側(BSの右側)としては、預金が6割弱で借入金が1割、自己資本が1割、その他負債2割といったところです。貸出金の割に預金での調達が多いですね。BPSは右肩上がりです。

配当はFY11以降は増配を続けています。自社株買いの規模も大きく株主還元には積極的です。特にFY17のの規模は大きく、150億ドル相当の自社株を買い戻しました。FY17の総還元性向は100%に達しています。

 - 米国株銘柄分析