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【JPM銘柄分析】JPモルガン・チェースは時価総額世界トップの金融機関

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はJPモルガン・チェース(JPM)をご紹介します。


  JPM財務情報等

基本情報

会社名 JPモルガン・チェース
ティッカー JPM
創業 1799年
上場 1969年
決算 12月
本社所在地 ニューヨーク州
従業員数 243,355
セクター 金融
S&P格付 A-
監査法人 PwC
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

 

事業構成

 

業績

 

株主還元

 

連続増配年数

6年

 

バリュエーション指標等(2017/9/17時点)

PER:13.5倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.2% 最新情報はこちら

配当性向:29% 最新情報はこちら

 

感想

JPモルガン・チェース(JPM)は2000年にJPモルガンとチェースが合併してできた企業です。JPモルガンは、M&Aアドバイスや証券発行サポートなどの投資銀行業務を担っています。チェースは、米国内の個人や中小企業向けの金融サービスを提供しています。

売上規模としては、チェースの商業銀行業務の方がJPモルガンの投資銀行業務よりも大きいです。売上全体の45%が個人及び中小企業向けの銀行業務です。

JPMはNYダウ30銘柄にも選ばれています。

総資産は2.5兆ドルほどもあり世界最大規模です。時価総額でもウェルズファーゴを抜き世界トップの金融機関です。

CEOのジェームズ・ダイモン氏は歯に衣着せぬ物言いで自分の考えを主張される方で、しばしば世間の注目を集める発言をされます。最近ではアナリスト向けの電話会議で「アメリカ人であることがほとんど恥ずかしく思えてくる」と言い、現状を変えられない米国政治の不満をぶちまけました。また、「ビットコインは詐欺である、ビットコインの取引をしたトレーダーは解雇する」と発言していました。

 

JPMの業績推移を確認しました。

FY08はリーマンショックの影響で売上高は大きく減少していますが、FY09以降は持ち直し売上高は950億~1000億ドル辺りで横ばいで推移しています。

純利益は緩やかな右肩上がりで、直近FY16の純利益率は25%を超えています。トランプ相場でトレーディング収入が増えたことが好影響でした。

ただし、このトレーディング収入の伸びはFY16下期限定の話で、FY17は苦戦しています。株式相場のボラティリティが予想外に低い状態が続いており、投資銀行のトレーディング機会も減少しています。JPMの2017年7月-9月期のトレーディング収入は前年同期比で20%以上も減少する見込みです。

しかし、ダイモンCEOはこの状況に楽観的です。市場が大人しい今の状態が永続することはない。いずれボラティリティは高まって、投資銀行のトレーディング収入は増加すると発言しています。

ROEは10%ほどです。競合のゴールドマン・サックスと同水準です。

配当はFY11以降は増配を続けています。自社株買いの規模も大きく、株主還元には積極的です。

低金利という逆風が吹く中、トレーディング収入でどれだけ業績をサポートできるかが今期FY17の注目点になりそうです。

 - 米国株銘柄分析