1990年代後半~2000年代初期のインターネット・バブルのことをドットコム・バブルとも呼びます。何でも、社名に「.com」と付くだけで大量の資金を調達できたとか。ITバブルの頃、私は小学生~中学生のガキんちょで経済ニュースなんて全く興味なかったから、当時の熱狂っぷりがどうだったかは知りません。過去のナスダックのチャートを見て「激しい相場やったんやな~」と思うだけです。

以下、1990年から現在までのナスダック総合指数の株価チャートです。2000年代前半の下落っぷり恐らしいです・・。頂点から底まで80%くらいは落ちてます。こんな相場今まで経験したことないから、どんな感覚なのか想像もできません。

ところで、今日ふと思ったんですけど、社名に「ドットコム」が付く企業で今も活躍しているのってアマゾン・ドットコムとセールスフォース・ドットコムの2社くらいじゃないですかね。中小企業は知らないけど、大手企業だとこの2社以外思い付かないです。

アマゾンは1994年創業。セールスフォースは1999年創業。両社ともインターネットバブル崩壊を乗り越えてきました。WSJ内で検索して見つけた記事によると、1999年にIPOを実施したIT企業は368社あるそうです。もう少し期間を広げれば1,000社くらいあるかもしれません。

その中でたった2社か。宝くじで1等当てるほどではないけど、かなり博打に近いものがありますね。アマゾンとセールスフォースは数多くあるドットコム企業の中でも異彩を放っていたのでしょうか?

多分、そんなオーラはなく、one of themに過ぎなかったはず。アマゾンは今のようなプライム会員制度もなかったし、稼ぎ頭に育ったクラウド事業なんてジェフ・ベゾス氏ですら眼中になかったでしょう。

もし、上場ほやほやの1998年にアマゾン株に100万円投資して2018年末まで一度も売らずにホールドしていれば、資産は約3億円まで増えている計算になります。リターンは年率31.2%。20年で300倍です。夢がありますね。しかし、ITバブル崩壊の時には1年で80%近く株価が下がった時もありました。一般投資家で20年ずっとアマゾン株を持ち続けることができた人はどれくらいいるのかな。

『株式投資の未来』を読んでIPO銘柄の投資成果は全体的に振るわないことを知りました。大半の衰退銘柄の損失が、ほんの一部の成功企業の爆益を帳消しにしちゃいます。ただ、その一部の銘柄を掴むことができればフィリップモリスどころのリターンではありません。

今年はユニコーン企業のIPOが多いです。ウーバー、リフト、ピンタレスト、スラック、クラウドフレア、パランティア(IPO予定)。どの会社もまだ赤字ですし、これらの企業をポートフォリオのコアにすることは考えられません。ただ、少しならいいかも。アマゾンみたく20年で300倍に大化けするかもしれんし。10万円でも3,000万円か。いいね~。そんなに甘くないのはわかってますが。

先日、ITmediaさんに配車サービスのウーバー(UBER)の記事を寄稿したんですが、その際に同社の財務データを見ました。FY14~FY18まで5年分開示されています(ただし、FY14とFY15は非監査)。ちなみに、PLはこんな感じです。

(source : Form S-1)

まだまだ、大赤字です。アプリ運営企業の割に粗利率が50%と低いのは、ドライバーへの報酬と追加インセンティブが嵩んでいるからです。あと、マーケティングに湯水のように金を突っ込んでいます。

①自動運転技術の普及(ドライバーコストの削減)
②SG&Aの適正コントロール
の2点が将来ウーバーが今のFacebookのような高収益企業に成長するために必要な要素だと思います。

難しいのは①ですね。完全自動運転なんて夢のまた夢に思えます。それまでドライバーにお金を払い続けなくては事業は継続できません。投資家はその現金燃焼にいつまで耐えれるか。ただ、この10年でスマホが急激に普及したように、テクノロジーの発展・普及のスピードは早いです。「まだまだ無理やろ~」とか思っているうちに、着々と自動運転社会が出来上がっていくかもしれません。

ウーバー株に少しの夢を乗せるのもいいかも、10万円くらい買ってみるか、って思ったんだけど、冷静に考えるとウーバーってすでに時価総額700億ドルあるんですよね。アマゾンが1997年に上場した時の時価総額はたった5億ドルでしたからね。そう考えると、今のウーバーにかつてのアマゾン並みの投資リターンを期待するのは無理難題か。

サテライトでウーバーに少し投資しようかな~と思ったけど、やっぱ止めました。普段、安パイなブルーチップばかりだから少しは夢のある銘柄も買ってみたいなあと思ったんだけど。実は年初にビットコイン買うかもとか言ってたんですが、キャッシュフローを生まない通貨は抵抗ありました。やはり株がいい。

すみません、完全に雑談記事でした。