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【INTC銘柄分析】インテルはPC向け半導体で世界トップ。データセンター向けCPUで成長加速。

      2019/03/29

※2018年12月期決算データ反映、コメント刷新(2019/3/28)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はインテル(INTC)をご紹介します。

基本情報

会社名インテル
ティッカーINTC
創業1968年
上場1971年
決算12月
本社所在地カリフォルニア州
従業員数107,400
セクター情報技術
S&P格付A+
監査法人EY
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100
ラッセル1000

地域別売上構成比

セグメント別売上構成比

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

4年

過去10年の配当成長

年率+8.1%

この10年で配当は2.2倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2009~2018):+16.0%
過去20年(1999~2018):+4.5%
過去30年(1989~2018):+16.5%

バリュエーション指標(2019/3/28時点)

予想PER:11.2倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.4% 最新情報はこちら

コメント

インテルは「インテル、入ってる」のキャッチフレーズでお馴染みの世界最大の半導体メーカーです。PC向け半導体からデータセンター向け半導体へ事業の軸を移しており、ここ数年成長を続けています。

事業セグメントは主に以下の4つ
・クライアントコンピューティンググループ (CCG)
・データセンターグループ (DCG)
・不揮発性メモリーグループ (NSG)
・IoTグループ(IOTG)

CCGはノートPC、PC、ゲーム、WiFiなどに用いるマイクロプロセッサ(CPU)を担う事業です。データセンター向けが成長しているとは言え、このCCG部門はインテルの売上高の半分以上を占める屋台骨です。ちなみに、私が使っているThinkPadにはインテルの「CORE i5」が搭載されています。

DCGはクラウドサービスプロバイダー、政府、通信プロバイダーなどに向けて、データセンター用のCPUを供給しています。

NSGは電源を落としても記憶内容が消えないメモリーチップを製造する部門です。DRAMとNANDの2種類があります(詳しいことはわかりません)。”Optane”という新製品が有望だそうです。

2015年にFPGA(ハードウェア向けの書き換え可能なIC)大手のアルテアを167億ドルで買収しました。データセンター向けの処理エンジンが、今後はマイクロプロセッサからFPGAに変わっていくという展望があるようです。FPGAに関する技術的な話は、ググったのですが専門的過ぎて理解不能でした・・。が、とにかくデータセンター事業というのは高マージンですから、ここを落とすわけにはいかないということでしょう。データセンター向けCPUがインテルの成長ドライバーです。

財務データを確認しましょう。

売上高は緩やかな成長を続けています。半導体と聞くとシクリカルなPLをイメージしますが、想定に反してインテルのPLは安定型です。まあこの10年は景気回復期という理由も大きいでしょうが。

FY18の売上高は708億ドルで前年比+13%。データセンター事業(DCG)が21%も伸張しました。クライアントコンピューティング事業(CCG)も9%伸長しています。CCGはここ5年でもっとも高い成長率を記録しました。PC向けというよりはゲーム用CPUが成長を牽引していると思われます。

FY18の純利益は210億ドルと前年比2倍超になっています。FY17は税制改革に伴う一時費用(米国外利益に対する一括課税コスト)が18億ドルありました。一方で、FY18は法人税率低下に加えて、組織再編に伴う税務利益が発生しました。FY17の実効税率は52.8%なのに対して、FY18はわずか9.7%です。この法人税負担率の差異が純利益の大幅増益をもたらしています。なお、営業利益ベースでも+26%と大きな増益を記録しています。

FY18の営業CFマージンは40%を超えており恐ろしい収益性です。グーグルに匹敵します。ただフリーCFはやや少なめ。設備投資にはそれなりに金が掛かるようです。

バランスシートを見てみましょう。総資産の約8割が固定資産ですが、工場設備などの有形固定資産が半分、のれんなどの無形資産が半分といったところです。自社製造していますから、有形固定資産は結構多いです。ARMやクアルコムとは大きく異なる点です。のれんはアルテアを買収した影響でかなり増えています。総資産の2割がのれんです。無形資産は技術資産が多く、後は顧客資産やライセンス、研究開発資産などです。

自己資本比率は60%弱あります。営業CFは潤沢ですし財務は健全で債務返済に懸念はありません。

連続増配年数は4年と短いですが過去に減配しているわけではありません。リーマンショックでも減配しなかった強い企業です。自社株買いも多く、特にFY18は100億ドル以上の自社株を買い戻しました。

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