24日はハイテク株を中心に米国株は大きく売られました。主要株価指数とセクターETFの値動き(前日比)です。

S&P500 -3.1%
NYダウ -2.4%
ナスダック -4.6%
一般消費財 -3.0%
生活必需品 +0.4%
エネルギー -3.9%
金融 -2.6%
ヘルスケア -3.3%
資本財 -3.4%
情報技術 -4.5%
素材 -3.2%
公益事業 +2.4%

ハイテク株を中心とするナスダック総合指数は前日比▲4.6%と大幅安。とは言え、まだ年初来の上げ幅を消し切るほどではありません。S&P500とNYダウはともに、年初からの上げ幅をすべて食い潰しました。

セクター別に見ると公益事業と生活必需品が買われる典型的な弱気相場。債券価格も上昇。現在の10年債利回りは3.14%です。

個人的には一時的な調整でまた右肩上がりに戻るだろうなって思います。根拠はないですが。

マイクロソフトやテスラは好調な決算を発表し、今日の相場で大きく買われそうです。「いつかマイクロソフトが大きく売られたら投資したいな~」とずっと思っていますが、優良企業だけにすぐに株価は反発するし、結局株価は高値安値ともにドンドン切り上がっていきます。

ところで24日の相場を見てもわかりますが、ハイテク株が下がると生活必需品(公益も)は買われがちです。逆もまた然り。毎日セクターETFの値動きをウォッチしていますが、この2セクターの仲の悪さは筋金入りです。つまり、高いリスク分散効果があるということです。

ハイテクセクターと生活必需品セクターの優良企業を混ぜれば、ボラティリティを抑えながら高いリターンが期待できる良質なポートフォリオが出来上がりそうです。両セクターともキャッシュリッチな優良企業がわんさかいます。

実際に投資をしてみて、特に個別株投資を始めてから感じていることですが、やっぱり分散投資は大切です。今さらですが改めて思います。日々のボラティリティを抑えることは、リスク・リターンの最大化うんぬんかんぬんというファイナンス論的なことではなく、感情の問題として重要だと身に沁みて理解しました。

銘柄を分散するだけでなくセクターもちゃんと分散した方が、心穏やかに投資を続けることができます。スマホでいつもで手軽に株価をチェックできる時代だからこそ、余計に分散投資が重要だと思います。だって見ちゃうから。どれだけ我慢しようと思ってもスマホで見ちゃいますよね。

分散投資は無知に対する防衛策だ。

ウォーレン・バフェット


バフェットはこのように言っていますが、私は「無知」なので分散投資を徹底します。防衛策が必須です。わからんもん。IBMがどうなるか、タバコの未来がどうなるか、製薬会社の開発が今後成功するのか、石油エネルギーは50年後も残っているのかなどなど、わからないことだらけです。だから分散投資します。

上記すべてのセクターを揃える必要はないと思いますが、3~4セクターには最低でも分散しておきたいですね。

そう思って、最近初めて金融セクターのブラックロック(BLK)に投資したら、その後みるみる株価が下がっていって悲しい気持ちです。。目前の株価変動はそんなに気にしてはいませんが、これほど投資してソッコー下がるとちょっと萎えますw。

今月の投資はちょっと早まったな。結果論に過ぎませんが。

ルールに反しますが、今月もうちょっと買い増したい欲求に駆られています。