Grow Rich Slowly シーゲル流米国株投資で億万長者になる!

米国株投資を通じて資本主義社会を豊かに楽しく生きる

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綺麗な右肩上がりよりも、グネグネした横ばいのチャートに魅力を感じる

   

米国株の魅力、強さとして右肩上がりの株価チャートがよく挙げられます。信用の膨張は資本主義に内在された仕組み、必要悪みたいなもんですから、程度の差こそあれ一定のスパンで信用バブルが崩壊するのは今後も不可避だろうと思います。ドクドクっという心臓の鼓動みたいなもんです。心不全は危険ですが、心臓の収縮自体は体内に血液を送るために必要な現象です。途中暴落を経験しながらも、米国株価は右肩上がりを描いてきましたし、それは今後も変わらないでしょう。

株価が上がるとやっぱり嬉しいもんですから、自分の保有銘柄には右肩上がりでいて欲しいと願うのが普通の感覚だと思います。私も以前はそう思ってました。でも最近は、グネグネした横ばいのチャートに魅力を感じます。テキトーにフリーハンドで描くとこんな感じです。


株価がこんな感じでグネグネ横ばいが続いてくれた方が、「またいずれ下がってくるだろ~」と気長に投資タイミングを伺える気がします。「ヤバい、今の買値を逃したらアカン!」という心理になりにくいです。心の余裕を持って投資に臨むと、結果として下値を拾えることが多いです。

投資に限らずなんでもそうですが、焦らずにどっしり構えていた方が良い結果になることって多いです。すごいタイプで可愛いな~と思った女性に頑張ってLINEして既読スルーされたこと過去に何度もありますが、多分ガツガツした感じ、下心を見透かされているんだろうな~と後から振り返ると思います。まあ実際に下心あるので言い訳はできないのですが。あまり期待し過ぎに、緩くテキトーに構えていた方がうまくいくことが多い気がします。

グネグネしたチャートは実際に(長期)投資リターンを高めてくれます。株価が下がるってことは、その分配当利回りが高まることを意味しますが、こういう企業は利回りが高いタイミングで投資できるチャンスを度々提供してくれます。サラリーマン投資家は毎月の給料や半年毎の賞与が投資原資になるので、優良株が急落する「ここぞ!」というタイミングで資金があるとは限りません。暴落に備えてあまりに現金を残し過ぎると機会費用が増えます。グネグネしたチャートの銘柄はコツコツ投資を続けるサラリーマン投資家、その中でも配当再投資で資産を積み上げたいと考えている投資家にピッタリだと思います。

ただし、グネグネした軟調な株価なのはいいですが減配してしまってはアウトです。配当を維持するからこそ、株価下落時に配当利回りが高まるわけです。あとそこそこ高い配当利回りが欲しいところです。配当利回りが高いから、効率的に配当再投資で株数を積み増すことができます。それと、世の中がインフレ経済なのにず~と株価横ばいでもダメです。それは増配率がインフレ率に追いついていないと言え、物価上昇(コスト上昇)を販売価格に転嫁できていないことを意味します。配当はきちんと維持しつつ、グネグネしながらも長期的には右肩上がりなのが理想ですかね。

・減配しない
・配当利回りが高い
・長期的には株価は上昇していく

これらの条件を満たしたうえで、グネグネしたチャートでいてくれる銘柄が良いと思います。都合がいい条件を求め過ぎかもしれません。年収600万円以上の正社員でほどほどイケメンかつ優しくて浮気しない、そんな男を婚活で求めている女性みたいなものかもしれません。しかし、株式投資は金さえあればどんな銘柄でも自由に売買できるのですから、好条件を求めることに遠慮する必要はありません。指値が刺さらないケースを除けば、株から既読スルーされることはありません。

でも、、そんな理想的な銘柄あるのでしょうか?

例えば、ベライゾンコミュニケーションズ(VZ)なんていかがでしょうか?
配当利回りは常に4%を超えているし、過去減配したことはありません(増配しなかったことはありますが)。さすがに配当成長率は高くはありませんが、通信ネットワーク事業に対する需要が消えることは考えられず、今後も安定した増配が期待できると思います。

2012年からのVZの株価チャートです。

こういうチャート好きです。

チャートの形で投資銘柄を選ぶなんてナンセンスと思われるかもしれません。しかし、減配しない強い企業である限り、株価は上がらない方がいいんです。長期投資リターンは、投資額に対する配当総額で決まります。企業の配当支払い総額が多いだけじゃ意味はなく、当然ですが自分が受け取る配当が多くないと意味はありませんよね。自分が受け取る配当を最大化するためには、投資額に対する配当を意識しなくてはダメです。株価が下がるってことは、(追加)投資額に対する配当が上がることを意味します。配当利回りが上がるとはそういうことです。

世の中の99%の投資家は、株式投資の成果=株価上昇という認識でいるはずです。

機関投資家は投資期間の短さから株価変動に支配されます。(長期)投資のリターンは配当で決まると頭で理解していても、短中期で評価されるので悠長に配当を受け取っている暇はありません。個人投資家は、やはり配当に着目するという認識を持つのが中々難しいもんだと思います、知識的に。

右肩上がりの株価に過度に誘惑されずに、グネグネした株価チャートを描く企業に根気強く投資を続ければ、投資リターンは驚くほど高くなる可能性があります。ただし時間は必要ですがね。こういう企業に長期投資できるのは、誰からの圧力もなく短期的なリターンを求められない個人投資家の強みです。

長期では、株価と投資リターンはそれほど連動しません(測定期間の長さによりますが)。投資額に対する配当の多寡に依存します。「投資額に対する」配当が大事だからこそ買値は常に大事であって、そういう意味では株価にも注意を払わねばなりません。

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