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米国株投資を通じて資本主義社会を豊かに楽しく生きる

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人的資本か金融資本 どちらかはリスクを取ったほうがいいのでは?

      2016/10/03

更新を楽しみにしているブログが2つあります。

一つが山崎元さんの「ホンネの投資教室」
いつも歯に衣着せぬ物言いで、読んでいてスッキリするブログです。
やや専門的な話も出てきますが、非常に勉強になります。

そして、もう一つが堀古英司さんの「ウォール街から〜米国株の魅力〜」です。
タイトルの通り、主に米国株式市場の見通しや最近の市況についてのコメントが多いです。
私は全資産の半分以上を米国株式に投資しているので、日経平均よりもNYダウに関心がありますし、堀古さんの意見はいつも参考にしています。

堀古さんのブログは更新頻度が少ないのが残念ですが(本業がお忙しいので仕方ないと思いますが)、久しぶりに更新されているとわくわくしながら読んでいます。

その堀古さんの『リスクを取らないリスク』という書籍があります。
資本主義社会の仕組みがよくわかる本で、私のお気に入り書籍の一つです。

人はある行動を行うことで生じるリスクを恐れてしまうことはよくありますが、その行動をせずにつまり現状維持を続けることで生じるリスクにはあまり目を向けません。

株式を購入すると値下がりするリスクがありますし、個別株式を購入すれば最悪紙切れになってしまうリスクすらあります。
そのリスクに怯えて多くの真面目な日本人は、日銀が紙幣を刷りまくって国債を購入し、マイナス金利まで導入されてもコツコツと銀行に預金をしている人が大半です。
預金以外の株式や債券で運用するリスクにばかり目がいって、これらのリスク資産で運用しないことによるリスクにはあまり関心がないようです。

堀古さんは、『リスクを取らないリスク』の中でこう言っています。

人間はリスク回避的です。これは日本に限ったことではなく世界中の人がそうです。
〜中略〜
しかしそのような主体にリスクを取らせるにはご褒美が必要です。もともとリスク回避的な人間にリスクを取らせようと思えば、リスクに見合う、又はそれを上回るご褒美が用意されていなければなりません。

人間は本質的にリスクを回避したがる生き物です。

まあ言われなくても当たりまえと言えば当たり前ですね。

誰も何の見返りもなく自らリスクをとって、自分の人生を不確実にしたいとは思わないでしょう。

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 リスクの担い手にはご褒美を

そう、誰もリスクなんて意味なく取りたくないのです。

株式投資が歴史的にみて全く儲からないものであれば、私も株式なんて購入しません。
過去の歴史を見て、そして資本主義の仕組みを考えて、株式は確かに短期的に大きく株価が上下して不安定だけど、最終的には報われると思うからこそ株式投資を行っています。
リスクはあるけどそれに見合うリターンはあると潜在的に判断しています。

世の中の商品のほとんどはどこかの株式会社が生産し供給しているものです。

今あなたが仕事でエクセルを使っていれば、マイクロソフトが提供しているものです。
調べ物でググった人、それはグーグルが構築した検索ツールです。
洗濯で使っている洗剤はP&Gか花王の製品ではないでしょうか?

私たちのこの便利な生活を成り立たせているのは数多くの株式会社です。
株式会社の事業運営にはリスクが伴います。

株式会社は社会のためを思って善意で商品・サービスを生産供給してくれているのでしょうか?
違います。
語弊を恐れずに言うと、株式会社とは株主が儲けるための器に過ぎません。

確かにもはや社会的になくてはならない会社というものはたくさんあります。

それでも、株式会社とは株主が儲けるためにリスクをとって出資して作ったものであることに変わりはありません。

リスクとは会社が思った通り利益を獲得することができず、結局会社を閉鎖してしまリスクです。この時、株主は出資金がパーになります。

会社がしっかり利益を獲得することができれば、その利益は配当として株主に還元され出資者たる株主はリターンを得ることができます。

このリスクとリターンを測りにかけて、投資家は株主になるかどうかを決断します。

社会を成り立たせるためには、商品やサービスを提供するリスク主体が必要であり、誰かがリスクを取らなくてはならないのです。
誰かにリスクを取ってもらうためには、相応のリターン・ご褒美を用意しておく必要があるのです。

それが資本主義社会の仕組みです。

リスクが嫌いなのは理解できるけど、全くリスクを取らないでいい生活をしようと思ってもそうはさせないよ、ということです。

厳しいかもしれませんが、これが現実です。
そうやって人参をぶら下げて、多くの優秀な人にリスクを果敢に取らせてイノベーションが起こり、社会は発展してきました。
アマゾンやフェイスブック、グーグルが誕生したのもこの仕組みの上です。

 仕事か投資かどちらかでリスクをとるべき

繰り返しになりますが、資本主義社会ではリスクを取った者にご褒美を与える仕組みです。

日本もアメリカほど徹底されていませんが、資本主義社会です。
どこかでリスクをとらないと相応のリターンは得られません。

どこでリスクを取るかが問題ですが、大きく言って仕事でリスクを取るのか、投資でリスクを取るのかに分けられるでしょう。

仕事のリスク

毎日忙しく働いていたとしても、労働者として資本家に雇用されているだけでは、普通は豊かになれません。なぜなら労働者とは事業リスクをとっているとは言えないからです。

会社の業績如何に関わらず、毎月決まった日にお給料を貰える立場です。
リストラの危険もありますが、日本企業だと稀です。

サラリーマンとはローリスクなのですから、ローリターンで然るべきです。
毎月のお給料だけで生活が苦しいと言うのは、当然と言えるかもしれません。

自分で出資して会社を設立し、新たなビジネスを始めたとしたらそれは誰かに雇用されているわけではないので、その事業のリスクを負担していると言えます。
起業してうまく成功すれば、多くの富を得ることができます。
それは社会に新たな価値を提供したということですし、素晴らしいことです。
起業で成功して莫大な富を得ることができるのは、起業がハイリスクだからです。
会社の業績が悪くなっても毎月基本給が貰えるサラリーマンとは違います。
その分、儲かった分は自分の懐にも入ります。

投資のリスク

タンス預金は投資とは言えませんが、銀行預金は立派な投資です。
銀行は預金者から預かったお金を貸出や国債に投じています。
預金者は銀行の貸出先のデフォルトリスクや国債の値下がりリスクからは完全に隔離されており、つまり元本が保証されており、その分低い預金利率を我慢する必要があります。
銀行預金はローリスク・ローリターンです。

株式投資は出資企業の所有者になるということであり、出資先の業績変動のリスクを負担します。
業績が良ければ株価が上昇し配当金も増配され、大いに利益を享受できますが、業績が悪化すれば、元本割れすることも珍しくありません。
株式投資は預金よりも高いリターンが見込めますが、相応のリスクを伴います。

仕事でリスクをとるなら起業、取りたくないならサラリーマン。
投資でリスクをとるなら株式、取りたくないなら銀行預金。

仕事で起業してリスクを取るか、投資でリスクを取って株式投資をするか、もしくは両方チャレンジするか。
どれを選択するかはあなた次第です。
リスクを一切取らないというのも一つの選択肢です。ただ一つ言えることは、リスクを取らずして豊かな生活を続けることは難しいということです。

 サラリーマン&株式投資が現実解

日本は起業して失敗したら簡単には敗者復活できないと言われます。
やはり、普通のサラリーマンにとっていきなり会社を辞めて起業するというのは、あまり現実的はないでしょう。
サラリーマンをしていると、特に大企業に居ると気付かないですが、現実のビジネスの世界はやる気と根性だけで勝ち続けれるほど甘いものではなく修羅の世界と言われます。

やはり、現実的な解としてはサラリーマンとして毎月お給料を頂きつつ、そのお金をうまく節約して株式投資に回すことではないでしょうか。
ネット証券を使えば、今は誰でも簡単に株主になれます。
個別株式でもいいですが、最初は無難にインデックスファンドやETFでいいと思います。

株式投資は圧倒的に起業するよりも簡単で、相対的にリスクも低いです。
だからこそ、そんなに儲からないです。
そこは認識が必要です。
世の中うまい話はありません。
簡単に始められるインデックス投資程度で、そんなに短期でボロ儲けできることはありません。

しかし、今までサラリーマンかつ銀行預金のみで仕事でも投資でもリスクをとっていなかった段階から比較すると、株式投資をして事業リスクを負担する世界に入ることは、資本主義社会をより豊かに過ごすための大きなステップだと思います。

より豊かに豊かにと言うとがめつく聞こえるかもしれませんが、それが現実なので仕方ありません。
リスクを取った者にしかリターンは与えられないというこの資本主義社会の仕組みを理解して、あとは自分なりのリスク許容度や人生観を持って選択すればいいと思います。

しつこいですが、このリスクを取った者にご褒美を与えるという資本主義社会のルールを知ることは絶対に必要です。
ルールを知ったうえで、各自がどう選択するかは自由でいいと思います。
ルールも知らずに不満ばかり言っても何も始まりません。

別にインデックス投資信奉者ではありませんが、先ず手初めにインデックス型の株式投資を行うことは一つの良い選択肢だと思います。

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