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【HSY銘柄分析】ハーシーはキスチョコで有名な米国最大のチョコレート会社

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はチョコレートのハーシー(HSY)をご紹介します。


  ハーシー財務情報

基本情報

会社名 ハーシー
ティッカー HSY
創業 1894年
上場 1927年
決算 12月
本社所在地 ペンシルベニア州
従業員数 17,140
セクター 生活必需品
S&P格付 A
監査法人 KPMG
ダウ30 ×
S&P100 ×
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

米国内:84%
米国外:16%

 

事業構成

チョコレートの製造販売。ガムやキャンディーもあります。

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

 

連続増配年数

7年

 

バリュエーション指標等(2017/12/13時点)

PER:33.7倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.3% 最新情報はこちら

配当性向:55% 最新情報はこちら

 

感想

ハーシーは、ミルトン・S・ハーシーが1894年に設立した米国最古のチョコレート会社です。

米国内のチョコレート販売のシェアは4割超と圧倒的です。Hershey’sやKisses、Reese’sなど80以上のブランドを保有しています。円錐の形をしたキスチョコは日本でも結構知られている製品ですよね。北米(米国、カナダ)での売上高が全体の9割弱を占めています。チョコレートだけでなく、チューイングガムやミント菓子、スナック菓子の製造販売も行っています。

2016年に菓子大手のモンデリーズ・インターナショナルから買収提案を受けましたが、ハーシー経営陣は拒否しました。クラフト・ハインツからの買収提案をかわす為の買収提案だったとも言われています。一種のポイズンピルですね。

米国では健康志向が盛んで、特に1980年代~生まれのミレニアル世代を中心に炭酸飲料やお酒の需要は減少傾向です。甘いチョコレートも例外ではなく、米国民の食習慣の変化、小売店の販売スペース縮小の影響を受けています。米国のチョコレート市場はプラス成長を維持しているものの、2010年以降成長率は鈍化しています。

ハーシーの過去10年分の財務データを見てみました。

ゆっくりと売上高は成長してきましたが、FY14からの3年間は740億ドルで横ばいが続いています。米国内でのビジネスが大半ですから為替の影響はありません。単純に売上数量が伸びていないと見てよいでしょう。上述の通り、米国民の健康志向の影響でチョコレートの販売環境は良好とは言えず売上は伸び悩んでいます。しかし、大きく下落もしていません。

粗利率は約40%です。食品メーカーとしてはまあまあ高い水準だと思います。モンデリーズインターナショナルとほぼ同水準です。

売上高の安定感の割に、キャッシュフローはデコボコしている印象を受けました。ただ在庫や売掛金などの運転資本の増減が影響しているだけで、あまり気にする必要はなさそうです。営業CFマージンは15%前後あり高収益です。

DPS(一株当たり配当)は毎年増加しています。リーマンショックの金融危機時も減配することなく、配当を維持してきました。ここ5年間は毎年配当以上の自社株買いを実施しており、総還元性向は100%を突き抜けています。

健康志向という逆風があるものの、チョコレートの需要が消えることはあり得えません。改良を重ねながらも、基本的に日々淡々とチョコレートを作っては売っているだけのハーシーですが、こんな地味な企業にこそ長期投資妙味があるのかもしれません。資本が無駄遣いされるリスクが小さいからです。

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