今年は毎月30万円を目安に投資してます。

以下は2018年1月~10月までの買付履歴です。

銘柄 取引株数 買付単価($) 現在の株価($) 変動率
1月 フィリップモリス(PM) 25株 104 89 -14%
2月 エクソンモービル(XOM) 23株 77 77 0%
2月 ペプシコ(PEP) 17株 110 110 0%
3月 ゼネラルミルズ(GIS) 60株 44 43 -2%
4月 フィリップモリス(PM) 31株 81 89 10%
5月 アルトリアグループ(MO) 45株 55 63 15%
6月 AT&T(T) 60株 32 29 -9%
7月 VYM 86口 86 81 -6%
8月 コルゲート・パルモリーブ(CL) 44株 67 59 -12%
9月 アッヴィ(ABBV) 38株 94 80 -15%
10月 ブラックロック(BLK) 8株 422 387 -8%


6月以降酷すぎる・・

僕が買った銘柄はほぼすべて直後に暴落しています。暴落は言い過ぎかもしれませんが、かなりの下落幅です。市場全体が下がっている影響もありますが、それを考慮しても下落幅は大きいです。

10月に買ったブラックロック(BLK)なんて、まだ投資してからほんの2週間しか経ってないのにもう8%も吹き飛んじゃいましたよ。

9月のアッヴィ(ABBV)もしんどい。ファイザーを一部売却して買ったのですが、理由は知らないけどその後あれよあれよと株価が落ちていくではありませんか・・。

8月に歯磨き粉の世界シェアNo.1のコルゲート・パルモリーブ(CL)に投資しましたが、最近発表した決算が想定を下回って売られました。

アッヴィはいいです。この銘柄はボラティリティが高いことは事前に承知していました。バイオ医薬品メーカーの中でもリスクは高い銘柄だと認識しています。総売上高の6割以上が抗リウマチ薬「ヒュミラ」で占められます。今のところ売上が大きく落ち込んでいるわけではありませんが、一製品に依存するのはリスクです。それはわかった上で、潤沢な営業CFと高配当に魅了されて投資しました。

投資して1カ月程度で10%以上も下がるのはちょっと想定よりひどいですが、まあアッヴィはこれくらいの変動は覚悟していました。

でも、、コルゲートとブラックロックの2銘柄は正直ここまで短期間で下落するとは思ってなく、ちょっと残念です。辛いです・・。

あと去年投資したIBMの下落っぷりも酷いもんですよ(苦笑)。

 

短期的な株価変動なんて運だと思っています。投資直後に株価が上がっても自慢にならないし、逆に下がっても自信を無くす必要なんてありません。大事なのは、長期的にリスクに見合った税引き後利益を稼いでくれるか否かです。その1点です。長期投資の成果を決めるのは「情」ではなく「理」です。心理学ではなく経済学です。短期的なミスターマーケットの動きに右往左往してもしゃーないです。

自分の中でタイミング的にもっともラッキーだったのは2016年のファイザー株取得です。31ドル付近の底値で買えました。フィリップモリスも総合的に見ればまあまあ良い単価で買えてます。これらはすべて運がよかっただけで、自分の実力とは微塵も思ってません。

それと一緒で最近買った銘柄の株価急落もただの不運な事故だと、、そう思って自分で自分を慰めています。

残業終わりのスーパーで買うお寿司が半額になっているのが嬉しいように、株だってこれから買い増していくつもりなら株価は下落した方が良いです。今31歳。まだまだ種蒔きのフェーズです。

そうは言うものの、やはり辛いもんは辛い。自分の資産価値が下がるのが辛いというより、あと1カ月待っていればもっと高い配当利回り(株式益回り)で投資できるチャンスが到来したのに、それを見逃したことに自己嫌悪。

9月の買付当時のアッヴィの配当利回りは4.0%あって十分高配当だと思ってウキウキ気分で買いましたが、今は4.7%もあります。4.7%の利回りの時に買いたかったわ。

まー株式投資はこんなもんですかね。自分のタイミングの悪さに辟易してきます。2016年~2017年はまあまあ調子が良かったですが、今年は全体的にダメ。これで「S&P500平均を超えるのが目標です!」って言ってるのが恥ずかしくなってきます。

調子ってありますよね。いまだに任天堂スイッチのマリオカート8DXやってるんですけど(レート25,000!)、勝てる時はずっと勝てます。でも負ける時は負け続ける。負け続ける時はぴしゃりと諦めて、1週間くらい時間を空けるとなぜか勝てたりします。あと、実はマリカーも結構運の要素あります。アイテム運です。

マリカー如く投資も一旦止めて時間を空ける、、ってことはしません。毎月コツコツ投資は続けていくつもりです。

 

投資で成功するためには市場の変動に対する心構えが最も大切な要素である。

ベンジャミン・グレアム

うんうん、そうだそうだ。見るべきは株価ではなく企業の利益。

自分なりにちゃんと財務データを見たうえで、収益性が高く長期的に増益を続けれそうな銘柄を選んでいるつもりです。判断ミス、分析誤りがあるかもしれませんが自分としては納得して投資しています。コルゲートもアッヴィもブラックロックも広い経済的濠があります。長期でしっかり株主に報いてくれると信じています。

あと、分散投資はやっぱり大切です。

バフェットは自分が確信を持って投資できるNo.1の銘柄を見つけたら、それに集中投資することがむしろリスクを下げるんだと言っています。分散投資のためと言って20番目に良いと思う銘柄にも投資するのはバカげていると。

う~ん、共感できない。

だってNo.1だと確信できる銘柄なんてないですもん。バフェットはきっと今はアップル(AAPL)がNo.1銘柄だと思っているのでしょう。私もアップルは将来有望で長期保有できる銘柄と思っていますが、アップルがNo.1銘柄という確信は持てません。

あらゆる銘柄がNo.1に見えます。それくらい優良企業の宝庫です、NY市場は。

コカ・コーラ、ペプシコ、ジョンソン&ジョンソン、マイクロソフト、アップル、アルファベット・・・、いずれも美しい損益計算書とキャッシュフロー計算書を開示しています。この中でどれが一番有望かなんて分かりません。

個人投資家はバフェットみたいに年がら年中投資の投資のことばかり考えているわけではありません。私はブログまでやってるくらいなので、やや投資オタクなところはありますが、そうは言っても株式投資は人生の一部でしかありません。楽しく生きるための手段です。

投資において最も重要なことは、自分がどれだけ知っているかではなく、むしろ、自分が知らないことを正しく知ることにあります。

ウォーレン・バフェット


この言葉には共感します。

自信過剰にならず自分を客観視しろってことですね。メタ認知メタ認知。

会計は「完璧に理解できた!」という瞬間がありますが、投資ではそんなことあり得ないです。なぜなら、会計は過去を正しく解釈することですが、投資は未来に賭けることだからです。程度の差はあれ未来は常に不確実だから、100%の確信を持って投資できることはありません。

どれだけ勉強を続けて経験を積んでも、株式投資は不安なものです。それでいいです。その不安がリスクであり割引率であり、投資リターンの源泉ですから。