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バロンズにハワード・マークス氏のインタビュー記事!

   

今週のバロンズにオークツリー・キャピタル・マネジメント会長のハワード・マークス氏のインタビュー記事がアップされています(^O^)

氏を知ったきっかけは『投資で一番大切な20の教え』という本を読んだことです。株式投資を始めたばかりの頃、もう5年くらい前になるかな。とても読み応えのある本で勉強になりました。今も大切に保管してます。久し振りに読み返そうかな。

特に印象に残っているのは「二次的思考」という言葉です。

「経済成長率は低下し、インフレ率は上昇する見通しだから、持ち株を売ろう」というのが一次的思考。一方、「景気見通しは悪いが、ほかの投資家はみなパニック売りをしている。今が買いどきだ」というのが二次的思考。

『投資で一番大切な20の教え』より

 

「この企業は減益になると思うから売りだ」というのが一次的思考。一方、「この企業の減益幅は周りが予想しているよりも小さいと思う。予想より良い業績が発表されて株価は上昇するだろうから、買いだ」というのが二次的思考。

『投資で一番大切な20の教え』より

ただの逆張り投資法を言っているだけに聞こえるかもしれません。確かにそれは否定できません。「人の行く裏に道あり花の山」という格言が浮かんできます。付和雷同じゃあかんと。

マークス氏はそれを「二次的思考」などとカッコイイ言葉を使って表現しています。思考です。勘ではありません。つまり根拠ある逆張りが大切ということ。

チャートを見ながら直感で逆張り投資するだけなら金と勇気さえあれば誰でもできますが、「二次的思考」に基づく逆張り投資は難しいです。私は逆張り投資をすることが多いですが、その裏に「二次的思考」があるのかと言われれば微妙です。直感で取引していることが多いです。

 

さて、マークス氏のインタビュー記事で印象に残った言葉を紹介します。

マクロ経済予想は無理。

普通の世界と異なり、投資の世界ではものの見方が「申し分ない」から「絶望的」に突然反転する。理由は不明だが、市場心理の変化は理不尽で過剰反応する。

ハワード・マークス

ジム・クレイマー氏は著書の中で「景気循環、FRBの金融政策を先読みして銘柄を入れ替えて高リターンを目指せ!」的なことを言っていました。

「それがわかれば苦労せんよ!」ってスタバで読みながら突っ込みたくなったことを今でも覚えています。初めから諦めるのはもったいないかもしれませんが、やっぱり景気循環や金融政策を予想するなんて無理ゲーだと思います。

特に景気循環を読むのは至難の業。

最近何の前触れもなくハイテク銘柄の値が消え、市場全体が悲観ムードに包まれています。確かに金利上昇という逆風はありましたが、企業の決算は特段悪くないです。この急落を事前に予想するなんて無理だし、今回の調整が近い将来のリセッション入りを意味しているのか、それとも景気回復はまだ続くのか、今はまだわかりません。

専門家でも予想は難しいのに、普段は本業で忙しいサラリーマン投資家にはなおさら難しい。

マークス氏が言う通り、市場は急変するものです。底値で仕込むのは技術的にも心理的にも困難を極めるので、そこそこの価格でコツコツ投資を続けて複利の恩恵を受ける投資法がいいと思います。

 

今は守りの時、とのこと

私にとって重要な問いは、攻撃すべきか守るべきかだ。今は守りの時で、100%ではないが守勢に重きを置くべきだ。機会を逃すことよりも、資金を失う方を心配する

ハワード・マークス

今は守りの時というご意見。

まあそりゃそうかって感じです。S&P500の予想PERは17倍前後で割安感はないです。金利も上昇しており、株式のリスクを取る投資家は減っていくはずです。失業率は今の3.7%からさらに下がりそうな感じで、いつインフレが急伸するかわかりません。

ただし、「(米株は)若干高いが、非常に過剰評価されているとも思わない」とも言っています。

優良株で構成された強いポートフォリオを組んでおけばビビる必要はないと思います。

最近のWSJやブルームバーグ、ロイターの報道を読んでいて思うことは、みんな慎重だなってことです。「すでに調整局面入りか」、「経済成長鈍化の兆し」といったタイトルが並びます。

ジョン・テンプルトンは「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で醸成し、幸福感の中で消えていく」と言いました。今の投資家に楽観や幸福感があるようにはどうしても見えないです。上昇相場が10年近くも続いているわけですが、調子に乗って裸で泳いでいる投資家が大勢いるようには感じません。

今はまだ「懐疑の中で育ち、」のフェーズなのでは?と思うことがあります。

どうでしょうか?
実はこれからS&P500指数は3000を超えて上昇を続ける?

これぞ二次的思考か!?

いやいや、根拠がないからそんなカッコイイ言葉を使う資格は私にはありません。直感です。

目前の株価変動は読めませんが、ポートフォリオを優良株で固めている限り、狼狽売りなんてせずにがっちりホールドが正解だと思います。

 

ファイナンス論よりも心理学、脳神経学の方が長期投資には有益なんだろう

本当に重要なカギの一つは感情を抑えることだ。全てのことが共謀して判断を誤らせようとしており、何もかも好調で価格が高い時に買い、事態が悪化して価格が下落している時に売る羽目になりがちだ。本来すべきこととは全く反対のことをやってしまうのも感情ゆえだ。われわれは抵抗しなければならない。

バフェットはネブラスカ州のオマハで投資を続けてきました。ウォール街に流れる大量の情報はむしろ有害だと判断しました。ブルームバーグの端末をじろじろ見たって、むしろ投資リターンは下がると気づいていました。

雑念を排して年次報告書を熟読し、30年後も50年後もキャッシュをもたらすと確信できる銘柄を見定めました。そして、ど真ん中ストライクゾーンに球が来た時にだけスイングすることで、年率20%オーバーという素晴らしい投資リターンを残してきました。

今はスマホでいつでも株価、投資ニュースが見れてホントに便利な時代。かつて機関投資家しか持てなかったブルームバーグの端末を私もあなたも持っています。私のブログを含めて、色んな個人投資家のポートフォリオや投資論を見ることもできます。これはテクノロジーの恩恵なわけですが、必ずしも良いことばかりとは言えない負の面もあると思います。

毎日オンタイムで価格がわかるという株式マーケットの高い透明性は、時に投資家を惑わせます。誤った判断を誘発します。

長期投資は自分の感情との闘いだなと思います。個別株を始めてからホントにそう思います・・。

 - 投資理論・哲学