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【GS銘柄分析】ゴールドマン・サックスは政界の重鎮も輩出する名門投資銀行

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はゴールドマン・サックス(GS)をご紹介します。


  GS財務情報等

基本情報

会社名 ゴールドマン・サックス
ティッカー GS
創業 1869年
上場 1999年
決算 12月
本社所在地 ニューヨーク州
従業員数 34,400
セクター 金融
S&P格付 BBB+
監査法人 PwC
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

 

事業構成

 

業績

 

株主還元

 

連続増配年数

5年

 

バリュエーション指標等(2017/9/23時点)

PER:12.1倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.3% 最新情報はこちら

配当性向:16% 最新情報はこちら

 

感想

ゴールドマン・サックスは日本でも名の知れた1869年創業の名門投資銀行です。法人、政府、富裕層個人に対する各種金融サービス、投資運用業務を提供しています。世界30カ国でビジネスを展開していますが、売上高の6割ほどは米国です。

ゴールドマン・サックスが日本でも有名なのは学生にとって高給な就職先(激務だが)であること、また企業側としてゴールドマン・サックスとお付き合いがあるケースがあるからだと思います。私は数百億円程度の小規模なM&Aプロジェクトに参画した際に、ゴールドマン・サックスの方と一緒に仕事をさせて頂きました。「24時間いつでも電話に出れますので、お気軽にご連絡下さい。」と真顔で言われた時は焦りました・・。何か質問すると、すぐに的確な回答が返ってきます。とても信頼できるエリートバンカー集団です。

ゴールドマン・サックスは政治の世界にも多くの重鎮を輩出してきました。ロバート・ルービン元財務長官、ヘンリー・ポールソン元財務長官、マリオ・ドラギ現ECB総裁、スティーブン・ムニューシン現財務長官、ゲーリー・コーン現国家経済会議(NEC)議長などそうそうたるメンバーです。ゲーリー・コーン氏は次期FRB議長との声もありましたが、どうやらその可能性は小さくなったようです。

さて、ゴールドマンの財務諸表を見てみました。

売上高と利益は年度によって結構ブレています。投資銀行ということで、トレーディング収入の多寡が売上高に影響しがちです。リーマンショック時は前期の半分以下にまで売上高は落ち込んでいます。FY09以降は、平均すると350億ドルほどの年間売上高です。

純利益率は概ね22%ほどです。あれだけの高給を払っていますが、売上高の2割以上は利益として確保しているようです。ROEはFY16は10%未満ですが、グラフにはないですがFY17では10%超まで改善しています。

配当は損益ほどブレていません。比較的安定した配当水準を維持しています。そして、自社株買いの金額が半端なく大きいですね。なんか、米金融機関の財務諸表を見て思ったのは、意外に自社株買いが多いということです。経営者にストックオプションが付与されていて、自社株買いをしたくなるインセンティブが働いているのかなと邪推したくなります。まあ、自社株買いは既存株主にとっても良いことです。

FY16の総還元性向は100%を超えています。

ゴールドマン・サックスは今後の経営計画を強気に見込んでいます。ハービー・シュワルツ社長は、今後3年間で50億ドルの増収を達成すると意気込んでいます。シュワルツ氏は法人部門と融資事業の強化によってこの増収計画を達成させると言っています。しかし、アナリスト達はこの計画には懐疑的なようです。最近のゴールドマンの業績の勢いはライバルのモルガン・スタンレーにやや劣っている印象です。

目先の課題としては、市場のボラティリティが低いのでトレーディング収入が増加しないと思われることです。この短期的な課題を乗り越えて、シュワルツ社長の中期的な増収計画が実現されるのかウォッチが必要です。

 - 米国株銘柄分析