Grow Rich Slowly シーゲル流米国株投資で億万長者になる!

米国株投資を通じて資本主義社会を豊かに楽しく生きる

*

GPIFを批判している残念な民新党代表の蓮舫さん

      2016/10/03

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が保有銘柄を以前公開しました。

受託者責任、国民関心の高まりを受けて開示に踏み切っています。

130兆円以上を運用する世界的な超巨大機関投資家なわけですから、当然大企業を中心なパッシブ運用にならざるを得ないことは事前に推測できます。

日本株はトヨタ自動車を筆頭に2037銘柄を保有していました。

以下、三菱UFJフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、本田技研、ソフトバンク、NTTと続きます。


 GPIF保有の外国株は素晴らしい

米国株を中心に運用している私としては、GPIFがどんな米国株を保有しているかの方が気になるところ。

もちろんNYダウやS&P500の上位銘柄が中心になることは予測できますが、具体的な保有銘柄はどうなっているのでしょう?

以下は、2015年3月末のGPIF保有の外国株上位10銘柄です。

ティッカー 銘柄名 金額(億円)
APPL アップル 6,025
XOM エクソン・モービル 2,784
MSFT マイクロソフト 2,777
JNJ ジョンソンエンドジョンソン 2,350
NESN ネスレ 2,319
WFC ウェルズ・ファーゴ 2,193
NVS ノバルティス 2,029
GE ゼネラル・エレクトリック 1,948
JPM JPモルガン・チェース 1,835
PG プロクター&ギャンブル 1,819

さすが、長期保有すべき黄金銘柄ばかりです。

インデックスの上位銘柄とほぼ一致するので驚きは少ないかもしれませんが、S&P500の上位にあるのにGPIFの上位保有銘柄に存在しない銘柄がいくつかあるのに気づきませんか?

先ずはアルファベット(グーグル)

そして、フェイスブックアマゾン

GPIFはもちろんこれら3銘柄を保有しているのですが、その構成順位はS&P500構成順位よりかなり低いです。

時価総額を考えればもっと保有すべきなのに、敢えて保有額を抑えています。

銘柄名 S&P500順位 GPIF順位
アルファベット 2位 17位
フェイスブック 8位 19位
アマゾン 10位 30位

なぜGPIFはこれらの企業の保有割合を時価総額順位よりも低く設定しているのか?

それはGPIFが長期株式投資に適した銘柄とはどのような銘柄なのかしっかり理解しているからでしょう。

それはバフェット銘柄であり、ジェレミー・シーゲル流の投資銘柄です。

すなわち成長著しいグロース株ではなく、安定して営業キャッシュを毎年稼ぐことができる成熟高配当のバリュー株です。

アルファベットやフェイスブック、アマゾンはまだ無配のグロース株です。

このような銘柄はPERも高くなりがちで長期投資には不向きな銘柄です。

それをGPIFは恐らくわかっている。

ていうか本当は保有したくないと思っているかもしれない。

でもそこは機関投資家として説明責任が伴うし、ある程度パッシブに沿った運用にすることは避けられないのでしょう。

  残念な蓮舫批判

言うまでもないですが、130兆円もの運用している世界最大の機関投資家の運用責任者、幹部とかめちゃくちゃ優秀な人材に決まっているわけです。

政府機関はいつも大衆に批判される立場で可哀想です。

政治のネタにもされます。

民主党の自民党批判のネタに運用損失金額が使われます。

さっきNHKニュースで民新党の蓮舫代表が「これまでに10兆円もの損失を出している年金運用の改善が必要なのではないですか!? リスクの低い安定運用を目指すべきだと思わないでしょうか!?」と発言していました。

蓮舫さんは本当にあるべき長期資産運用を理解していないのか、それとも理解はしているけれど自民党批判のために演技をしているだけなのかどちらなのでしょうか?

前者であればそんな浅薄な知識で民新党代表が務まるのか甚だ疑問ですし、後者なら彼女の人格や政治理念に甚だ疑問を感じます。

言うまでもないことですが、年金運用は長期性の資金のなのだからリスクをとって株式中心に運用するのが正しい判断なのであって、日銀が操作している今の日本国債に多額を投資するのがいいわけありません。

10兆円という損失絶対額だけが独り歩きしているけど、損失率で見ればGPIFは十分保守的に堅実に資産運用していることはすぐにわかります。

長期投資が何ぞやなんて全く知らない馬鹿な国民と政治家に批判されるGPIFの運用責任者が可哀想で仕方ない。

国民大衆は本当にわかっていないのでしょうけど、政治家は本当はGPIFが優秀とわかっているのに国民感情を利用して批判のネタにしている点がさらに悪質。

まー、GPIFもそんなアホな批判を受けることは事前に承知しているでしょうし、いちいち気にしてはいないと思いますけどね。

保有している外国株の上位銘柄を見る限り、GPIFは長期投資家として超優秀です!

我々は安心して運用を任せていいと思います。

 - 投資理論・哲学