スマホの買替が面倒で2年縛りが切れても、ずっとソフトバンクのキャリアでiPhone5sを使っていました。どれくらいだろう、、4年以上使っていましたかね。毎月8千円ほど払っていました。「多分割高な通信費払ってんだろうな」ってわかっていましたが、大きな不便はないし、休日に携帯ショップ行くのが面倒でほったらかしにしていました。

が、いい加減に買い替えよう決心し、UQモバイルという格安SIM(au系)に切り替えました。UQモバイルは最近iPhone6sの取り扱いも始めました。今までiPhone5sだったのでiPhone6sでも十分です。1カ月の支払い額は、4,600円まで下がりました。以前ソフトバンクショップでiPhone8にしたらいくらになるか、見積もりを出してもらったら月1万円以上もして驚きました。

通信費も家賃と同じような固定費的な性質があるので、なるべく削減したい費用の一つでした。今までずっと放置してきた通信費に遂にメスを入れることができて良かったです。もっと安く契約する方法もあったと思いますが、今の僕の知識とモチベーションでやれるのはここまででした。

 

 

やっぱり、契約変更って疲れます。。手続きが煩雑だし、初期設定の類も面倒です。携帯プランって、意外にスイッチングコスト高いと感じます。米国では携帯電話料金の値下がりが続いていますが、バロンズによればこれは統計の綾で、実はそれほど値下がりは起きていないと言っています。その理由として、顧客がデータ通信量無制限の実質的により安価なプランに乗り換える前提で統計数値は算出されていたけど、実際は顧客はプランを変更していないそうです。

う~ん、なんかその気持ちわかります。明らかに月額負担が安くなるプランがあるけど、仕事が忙しかったり単純に手続きが面倒だったりして、割高なプランのままでいる人って結構いると思います。お金だけじゃなくて時間も有限資源ですから、「面倒くさい」というのは顧客にとって立派なコストです。面倒くさいから安いプランに変更しないというのは、一見非合理的に見えて実際は合理的な判断なのかもしれません。

ただ、人は短期的なコストに目がいきがちで長期的なコストを無視する傾向があります。月額ではたった3千円の違いでも年換算すれば3万6千円にもなるし、10年換算すれば36万円です。こういう長期的な費用は無視されがちです。これは企業にとっては超過利潤です。顧客が面倒だと思って払い続ける割高なコストは、携帯電話会社の損益計算書の売上高にしっかり計上され、バランスシートの利益剰余金となり、そして最後は株主に配当として還元されていきます。

バロンズによると、現在のベライゾンコミュニケーションズ(VZ)は割安だそうです。サービス料金は上昇に転じており、顧客解約率も改善しているとのことです。ベライゾンやAT&Tなど通信インフラ企業への投資判断は難しいところですが、私は結構楽観視してます。割高感もないですし。ポートフォリオの5%程度を上限にはするつもりですが、これからも定期的に投資していきます。