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【FB銘柄分析】フェイスブックは23億人が利用する世界最大のSNS企業

   

※2018年12月期決算データ反映、コメント刷新(2019/2/17)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はフェイスブック(FB)をご紹介します。

基本情報

会社名 フェイスブック
ティッカー FB
創業 2004年
上場 2012年
決算 12月
本社所在地 カリフォルニア州
従業員数 35,587
セクター 情報技術
S&P格付  
監査法人  EY

ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100
ラッセル1000

地域別売上構成比

セグメント別売上構成比

広告収入が99%

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

無配。
自社株買い実績はあり。

連続増配年数

無配

過去10年の配当成長

無配

過去の株主リターン(年率、配当込み)

上場以来(2012~2018):+26.6%

バリュエーション指標(2019/2/17時点)

予想PER:18.3倍 最新情報はこちら

配当利回り:無配 最新情報はこちら

コメント

フェイスブックは世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)を運営する企業です。現CEOマーク・ザッカーバーグ氏が、ハーバード大学在学中に同級生と共同で作成した学内交流サイトが起源です。ハーバード内での評判が話題を呼び、アイビーリーグやスタンフォード大学でも使われるようになりました。そして、今や世界中23億人もの人々がフェイスブックで繋がっています。2012年5月にNY証券取引所に上場しました。

2018年12月末時点のMAU(月間アクティブユーザー数)は23.2億人で、前年から10%ほど伸びました。世界人口は約75億人ですから、実に世界人口の約3割がフェイスブックユーザーという計算になります。いや、フェイスブックに登録するには13歳以上という年齢条件があるので、13歳以上を母集団にすればフェイスブック利用率は50%くらいになるかもしれません。恐ろしいシェア。まさに世界帝国企業です。

ちなみに、私はフェイスブックは利用していません。てか今までSNSという類のツールをろくに使ったこともなく、完全に時代の流れに取り残されています(笑)。ツイッターもやったことないし。

売上高の99%が広告収入です。収入の7割を米国、カナダ、欧州で稼いでいます。残りの3割がアジア等です。ユーザー数ではアジア諸国が多いですが、まだまだ広告単価が安いのか収益性は低いです。

これまで数多くのM&Aを実施してきました。有名なところでは、2012年4月に写真共有アプリのインスタグラムを買収しました。「インスタ映え」はもはや一般用語化しましたね。2014年にはスマホ向けメッセージアプリのワッツアップを買収しました。

スナップなどIPOまで進む新興ハイテク企業はごく稀で、大半の優良スタートアップはフェイスブックやグーグルに吸収されてしまうのが最近の流れです。フェイスブックはかつてスナップも買収しようと試みましたが実現しませんでした。

財務データを確認しましょう。財務データはFY10からしかMorningstarで取れませんでした。上場は2012年で、審査のため過去2年分の財務データを提出しているからと思われます。

上場当時FY12の売上高は約50億ドルでしたが、直近FY18は558億ドルとなっています。凄まじい成長率。たった6年で売上高は10倍に成長しています。この6年間のCAGRは49%。

FY18の売上高558億ドルは前年比で+37%という結果です。特にモバイル経由での広告収入が伸びています。広告収入全体に占めるモバイルの比率はFY17が88%だったのに対し、FY18は92%でした。みんなスマホでフェイスブックを見ていますものね。また、広告単価も上がっています。

FY18の純利益は221億ドル(純利益率40%)で前年比+39%。営業利益率は前年より悪化しましたが、法人減税の恩恵を受けたことで、結果として売上成長と同じペースで純利益も伸びました。FY18の税負担率はわずか12.8%。アルファベットと同水準。

キャッシュフローを見て驚くのが営業CFマージン(営業CF / 売上高)の高さ。50%~60%もあります。今まで100社以上の米国優良企業の分析記事をアップしてきましたが、これは最高記録です。自分の記憶の中では、今までもっとも営業CFマージンが高かったのは決済大手のビザ(V)で50%弱です。FY18のフリーCFが前年よりやや減少していますが、データセンターやサーバー、オフィスビルへの投資が増えたためです。

バランスシートを見てみましょう。流動資産と固定資産が半々です。流動資産の大半は現預金。2018年12月末時点で411億ドルの現預金を保有しており、総資産の4割に相当します。固定資産はキャピタルリースを含む有形固定資産が多いです。FY18の1年間で100億ドル近く、有形固定資産が増えています。フリーCFが減少している事実と整合しますね。特にデータセンターとネットワーク設備への投資が顕著に増加しています。有形固定資産の他には、過去のM&Aで認識したのれんも結構あります。2014年2月に”Whats App”を190億ドルで買収した影響が大きいと推測します。

次に負債純資産(BSの右側)についてです。自己資本比率は86%もあります。長期借入金が55億ドルありますが、手元現金(短期投資含む)が400億ドル以上もあるので、実質無借金経営と言えます。かなり保守的な財務構成です。

まだ無配ですが、自社株買いをFY17に19億ドル、FY18に128億ドル実施しています。さらに今年は90億ドルの自社株買いがすでに決定しています。そろそろ還元ステージ突入でしょうか。数年経てば配当も出すかもしれませんね。

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