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ETFと投資信託の違い~分配金の再投資をどう考えるか~

   

株式投資は人生を楽しく生きるための手段に過ぎません。株式投資で金融資産を積み上げることそのものを目的にしても幸せにはなれない気がします。

人生とは時間です。時間をどう使うか、これがまさに人生だと思います。一日24時間と決まっています。トランプ大統領もあなたも同じです。

株式投資が人生を楽しむ手段に過ぎないならば、株式投資に時間を使い過ぎない方が賢いと思います。

投資本を読むのも、「読んでいて楽しい!」と思える人はいいですが、投資リターンを上げるためにシャカリキになって読む必要はないと思います。S&P500やNYダウへの長期投資という選択肢を知っている以上、それを超えるリターンを長期投資で実現する方法は限られます。確かに勉強は大事ですが、本を読んだところでそんなにリターンは変わらないと思います。読書のコストは書籍代ではなく時間です。

投資に時間を掛けたくない人には、ETFや投資信託(インデックスファンド)への投資がお勧めです。

個別株は銘柄選定や財務情報チェックにそこそこ時間を取られますが、ETFや投資信託であればその時間を節約できます。もちろん、どのETF・投資信託を買うかの検討は必要ですけどね。

ETFや投資信託を使ってインデックス連動型の投資(いわゆるインデックス投資)をすれば、自動的に複数銘柄に分散投資されて安心かつ便利です。

ETFと投資信託、どちらを選択するかは各投資家個人の好みによります。どちらが必ず正しいというわけではありません。

すでに散々ネット上に上がっている情報かもしれませんが、ETFと投資信託の比較を簡単にまとめてみました。

有利だと思う方に「」、不利だと思う方に「×」を付けました。分配金再投資を「」にしているのは、ここはどっちが良いか一概に決めれないと思ったからです。

 

コストについて

金融商品のコストは大きく二つに区分できます。購入時に発生する買付手数料と保有しているだけで毎日発生する信託報酬です。買付手数料は一度きり単発の費用で、信託報酬は永続的なコストです。

ETFを買う際は通常は買付手数料が発生します。国内ETFであれば約0.1%ほど、米国ETFであれば0.45%ほど掛かるのが一般的です(上限があるケースが多い)。投資信託(インデックスファンド)であれば、大手ネット証券を利用する限りは買付手数料は無料が多いです。

信託報酬については、ETFでも投資信託でも発生します。投資信託の方がやや信託報酬率は高く、ETFの方が格安です。とは言え、最近は両者とも信託報酬の水準はかなり低下しています。

たとえば、S&P500に連動する国内ETFの”1557″の信託報酬は0.0945%ですが、最近発売されたS&P500連動の投資信託である”iFree S&P500インデックス”の信託報酬は0.243%です。その差は約0.15%です。これを大きいと見るか小さいと見るかは人それぞれでしょうが、ETFと投資信託のコスト格差は年々縮小しているように感じます。

ざっくり言うとこうなります。
・ETFは買付手数料は発生するけど信託報酬が安い。
・投資信託は買付手数料は無料だけど信託報酬がやや割高。
(ただし、両者の信託報酬の差異はかなり縮まっています。)

 

なお、ETFは原則買付手数料が発生しますが、カブドットコム証券のフリーETFというサービスを利用すれば買付手数料も無料となります。フリーETFの対象商品にはS&P500連動のETF(1557)もあります。

フリーETFを活用することで買付手数料が発生するというETFのデメリットを解消しつつ、安い信託報酬というETFのメリットはしっかり享受できます。カブドットコム証券のフリーETFは投資家フレンドリーな良いサービスだと思います。私も以前使っていました。

 

取引回数

ETFは上場株と同じですので、取引時間中であれば何度でも取引可能です。

投資信託はその日の基準価額に基づいて、1商品につき1日1回のみ取引可能です。

投資信託の方が不利という判定をしていますが、長期投資目的であれば一日に何度も売買を繰り返すことは少ないと思うので、ここはあまり気にしなくてよい論点だと思います。

 

分配金について ~投資信託の分配金自動再投資は本当に良いことか?~

ETFも投資信託も同じ指数に連動する商品であれば、基本的に商品としての本質は同じです。S&P500連動型であれば、S&P500構成企業に間接的に投資している点は共通です。

なので、ETFでも投資信託でも当然配当金を貰えます。
ETF・投資信託から配当を分配金と呼びます。

ETFでも投資信託でもどちらに投資してもきちんと分配金をもらえます。ですが、「税金」と「分配金の自動再投資」という2点で違いがあります。

先ず税金ですが、ETFの分配金は入金の都度課税されます。「源泉徴収あり」を選んでいる投資家が多いと思いますが、その場合約20%が控除された分配金があなたの証券口座に振り込まれることになります。一方で、投資信託は将来解約するまで分配金の課税は繰り延べられます。投資信託の分配金はファンド内で自動再投資されることになりますが、ファンド内で課税されることはありません。

次に分配金の自動再投資についてです。ETFでは分配金は自動では再投資されません。ETFの分配金は税金を差し引いた金額が、証券口座に振り込まれます。ETFの分配金を再投資したければ、自分で分配金を投資する必要があります。他方、投資信託の分配金は自動で再投資されます。しかも上で書いた通り、その分配金は課税されずに再投資されます。

投資信託の分配金課税は免税ではなく単なる繰り延べなら大した効果がないだろ、税金を今払うのか後で払うのかの違いなだけだろ、な~んて思ってはいけません。支払いを後倒しにできることの経済的効果は大きいです。今ここで具体的に数値例を出して説明はしませんが、税金を繰り延べる効果は思った以上に大きいです。

 

さて、一見すると分配金を非課税で自動的に再投資してくれる投資信託の方が良さそうじゃないですか?
でも、上の比較表では「?」としました。一概に投資信託の方が有利とは言えないと思い「?」にしました。

なぜ「?」なのか。

分配金が自動再投資される投資信託(しかも税金繰延べ)より、分配金が再投資させずに証券口座に入金される(しかも課税されて)ETFの方が良い面もあるのでしょうか?

はい、あると思います。

それは、分配金の使い道の柔軟性という観点です。

投資信託の分配金は確かに自動再投資してくれて嬉しいですが、それは強制再投資とも言えます。本当は別の商品に再投資したいな~と思っていてもそれは不可能です。分配金使って家族でステーキでも食べに行きたいな~と思っても不可能です。勝手に再投資されちゃうから。
もちろん、投資信託を一部解約すればいいだけですが、蓄財に真面目な長期投資家は解約に抵抗感を持ちがちだと思います。

ETFの場合、そのような分配金の使い道の制限はありません。同じETFに再投資したかったら投資すればいいし、別のETFや個別株の投資資金としたければそれも可能です。分配金で家族でステーキ食べたければそれも可能です。

この分配金の使い道の柔軟性って結構重要だと思っています。

課税繰延べで自動再投資してくれるという点では、投資信託 >ETFです。
分配金使途の柔軟性という点では、ETF > 投資信託です。

 

ETFか投資信託(インデックスファンド)か正解はない

ETFも投資信託も一長一短です。どちらが必ず有利不利ということはありません。

あなた自身の投資方針や価値観に従って判断して下さい。

 - 投資実務