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500万円のS&P500ETFが毎日ランチ代を稼いでくれる

   

投資利益はインカムゲインとキャピタルゲインに分けられます。これはMECEですよね。漏れもだぶりもない。あなたの投資利益は配当、売却益(含み益)のどちらか二つがもたらしているはずです。

それは否定しようがない事実ですが、敢えて投資利益は配当でもキャピタルゲインでもないと考えます、たまには。株主の利益=企業の利益と発想するように意識しています。

現在、S&P500指数の2019年予想PERは17倍前後です。益回りで言うと約6%。いまあなたがS&P500連動ETFを500万円保有しているとすると、年間利益の理論値は30万円です(500万円×6%)。

実際の1年間の投資成果が30万円になる可能性は限りなく小さいです。なぜなら、株価が大きく変動するからです。分配金利回りは2%ほどありますから、そのインカム分は利益確定できます。しかし、分散されたS&P500指数と言えども株価は1年間で10%、20%平気で変動します。最悪半分になることだってあり得ます。

投資期間がたったの1年だと、6%という理論利益と実際の利益は乖離します。500万円をS&P500連動ETFに投資しても、理論利益30万円が1年間で得られるとは思わない方がいいでしょう。言うまでもなく。

しかし、私たち株主の利益はやっぱりこの6%なんです。企業が稼ぐ利益以上の利益を株主が得ることは不可能です。特定の株主は超過利潤を得るかもしれませんが、それは別の株主の損失の裏返しです。株主全体で見れば、企業が稼ぐ税引き後利益以上のリターンを得ることは原理的に不可能です。無から有は生まれません。生産投資の実態がいずれ株主リターンに反映されます。

翌年、翌々年と企業の利益が成長するにつれ利回りも6.5%、7%・・と伸長していきます。そうやって、長期投資家は複利のリターンを享受できます。

考えて欲しいのですが、年利6%ということは月利0.5%、日利0.016%です(単利計算)。一日あたりの利回りは0.016%しかありません。にもかかわらず、株価は1日で1%くらい上下するのは珍しくありません。場合によっては3%上下することもあります。

1日の理論利回りは0.016%しかないのに、株価は1%以上も動く。その差50倍以上。そりゃ短期的な株価なんて気にしてもしゃーないわけだ。と同時に、短期的な株価に振り回される気持ちもわかります。1%と言えば2か月分の利益に相当します。それがたった1日で吹き飛んだり、懐に入ってきたりするんですから。

500万円のS&P500ETFの理論利益は、
年:300,000円
月:25,000円
日:821円
となります。

これを多いと感じるか少ないと感じるか。それは人それぞれでしょう。500万円は大金です。クラウンやアウディの安いモデルなら買えそうです。それだけの大金を消費するのを我慢して投資に回しても、1日の利益は800円ほど。ランチ代くらいにはなるかな。

小さく感じるかもしれませんが、こう考えるとちょっと優越感に浸れませんか。何もしなくても毎日のランチ代はあなたの株が稼いでくれるのです。あなたが寝ている間に稼いでくれています。朝起きたら枕元に千円札が置いてあるわけではありません。あくまでも計算上の利益です。しかし、長期投資では計算上の利益が実際の利益に近似するので馬鹿にはできません。

この日々の小さな利益が10年、20年、30年と積み上がることで、あなたの投資リターンは複利で拡大していきます。

いまこの瞬間も地球上のどこかの誰かがスーパーでコカ・コーラを買っていることでしょう。そのほんの小さな利益は確かにコカ・コーラ株主の利益になっています。企業の利益が株主の利益です。

インデックス投資が儲かる時代は終わった。21世紀は20世紀のような右肩上がりのチャートは期待できない。などと言われることがあります。

でもチャート分析とか、んなこと関係ない。「絶対に儲かる」とまでは言いたくないけど、S&P500への長期投資はほぼ間違いなくリターンを生みますよ。なぜなら、S&P500構成企業はアップル、マイクロソフト、フェイスブック、ウォルマート、ビザ、プロクター&ギャンブルなどガッポリを利益を稼いでいる優良企業ばかりだからです。

企業が利益を生む限り、株主は報われます。株価動向とか関係ない。ただバリュエーションは大事。今の米株のPERはやや高いけど、まあ異常ではないです。長期で報われるレベルと見ています。あとインフレは厄介者。ただ、株式は長期ではインフレに追い付く名目利回りを実現できるので、長期投資家はどっしり構えておけばいいと思います。

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