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英国がEUを離脱した理由を楽しく学べる本を紹介したい【イギリス毒舌日記】

   

3月29日、英国がEU離脱を正式に通告しました。これから2年間かけて、英国は多くの複雑で大変な貿易交渉などをこなす必要があります。事務方は本当に大変だと思います。

思えば今から9か月前、事前の予想を覆してイギリス国民はEU離脱を国民投票で決議しました。

世界の株価は短期的に反落しましたが、すぐに持ち直しました。当の英国株価指数はポンド安を好感して、大型株はむしろ上昇したくらいです。

英国が欧州連合(EU)を離脱するというニュースは極めて政治的で専門的な話題に見えます。

実際そうなのでしょう。これから始まる英国と各国との貿易協定では専門知識を持った人が、自国の利害の最大化を目指して喧々諤々の議論をされるはずです。

確かにブレグジットの政治的背景や今後の経済交渉を考察することは難しく思います。ですが、なぜ英国国民がEUからの離脱という道を選んだのかという、その理由はもっと人間的でシンプルなものだと思います。

 

 

あなたは、衆議院議員選挙で50年後の日本国家のあるべき姿を考えて投票しますか?

Yesと答える方は素晴らしい方だと思います。尊敬します。

やっぱり、私も含め多くの人は「誰が、どの党が自分の生活をより幸せにしてくれるか」という観点で誰に(どの党)に投票するか判断するのではないでしょうか。自分というのは家族くらいは含むでしょう。これから大人になってこの社会で生活する子ども達のことは考える人も多いと思います。

自分と自分の家族にとって最もベネフィットのある政治をしてくれる人に投票したいと思うのではないでしょうか。

それって普通です。誰が日本国家の行く末なんて考えるでしょうか。みんな今を生きるのに精一杯です。自分が幸せになりたい、家族を幸せにしたいと願うのは当たり前の発想です。

 

人って自分にとって得だと思わないと行動しません。それは目に見える金銭的な利益だけを言っているわけではなく。自分が心情的に満足できると思わないと行動しないということです。

私は「このブログを通して、少しでもたくさんの方に価値ある情報を届けて米国株投資を楽しんで欲しい」と本気で思っています。これはもちろん嘘ではありません。

が、より実質的な私の心情は違う面もあると自己分析してます。

私はこのブログを書くことが「自分にとって得」だと思っているから、ここまで続けることができているんです、多分。読者の為とか言いながら、結局自分の為なんです。

たくさんアクセスがあれば広告収入は増える(大した額ではないですが)。また、自分の考えや投資法を世間に公開して、自分の自尊心を満たしたいという欲望もあるように思います。今まで自分なりに勉強して経験してきた株式投資についての考えや実践録を世間様に見せて、評価を受けたいという欲求です。

そういう心理やっぱり多少はあります、正直に言いますが。読み手の利益になる記事を書くことが、究極的には自分の為になると思うから記事を頑張って書こうと努力します。

 

会社の飲み会って参加しますか?

ぶっちゃけ、私は嫌いです。あまり参加しません。

面倒くさい以外の何物でもないです。お酒は好きですが。上司も嫌いな人はいないですが。ですが、まだまだ私は若者に分類される立場なのでなにかと気を使います。それにお金も5千円くらい必要です。

でもたまには参加します。それは会社での人間関係とか考えるとたまには参加するのも礼儀、マナーかなと思って。でもそんなに長く今の会社にいるかもわからないから、別にどうでもいいかなと思う時もあります。

20代前半でもっとお金がなかった頃は、単純に金銭的な負担が嫌で参加しなかったことすらあります。

飲み会の参加一つとっても、その意思決定は自分に利益があるかないかのはずです。無意識のうちに、飲み会を欠席するメリットとデメリットを天秤にかけています。

 

英国のEU離脱も同じだと思います。

飲み会を欠席するサラリーマンの感情と、EUから離脱したいと思う英国民の感情は本質的に同じだと思います。イギリスの国民はEUを離脱することが自分にとって得だと判断したのです。単純な理由です。

大英帝国の歴史が・・プライドが・・っていう感情もあるかもしれませんが、大半の国民は自分たちの生活が改善してより幸せな生活ができると思ったからEU離脱を選んだはずです。

EU残留を望んだのは主に都市部で働くエリート層で、EU離脱を望んだのは地方に住む非エリート層です。

高い教育を受けてロンドンで働いているエリート達は、ロンドンの金融機能を維持したいという思いがあるし、英国を欧州連合の中枢としておきたい願望があったと思います。そうすることが自分たちの雇用にプラスであり、自分たちがより幸せになれるからです。

一方で地方で肉体労働をしている人たちは、これ以上難民の受入は勘弁して欲しい。そんなことしたら、自分たちの雇用は奪われるし、難民の支援のために多額の税負担も発生するではないかと思っていました。EU残留にメリットを感じることはできなかったのでしょう。

 

日本は均質的に豊かな国で、別に東京や大阪を離れて地方に移住してもそんなに生活レベルは変わらないのではないでしょうか?

田んぼと畑しかなくコンビニすらないみたいなド田舎にでも行かない限り、日本はどこに住んでもそんなに生活感は変わらないと思います。

ところが、英国ではロンドンとそれ以外の地方では生活レベルや生活スタイルが全く異なると言われます。

どう異なるのか?

私はロンドンに旅行で行ったことはありますが、住んだことはありません。ましてや、英国の地方都市なんて旅行ですら行ったことありません。

英国という世界有数の先進国の地方に住んでいる方は、どんなライフスタイルで生きているのか?

彼ら彼女らは、どんな生活水準でどのような苦労を背負いながら生きているのでしょうか?

生活のどんなところに不満を持って、ブレグジットに賛成票を投じたのでしょうか?

それがとても楽しく読める本があって。

イギリス毒舌日記

この本、2016年に読んでとても面白かった本なのでいつか紹介したかったのです。

お堅い投資本は散々紹介され尽くしている感があるので、ちょっと違う本を。

旦那さんの転勤でイギリスのカーライルに移住した女性が書いたブログを書籍化したものです。

面白かったエピソードを少しご紹介。

さて歯医者に行ってきた。

先生は「これは早急に治療が必要だから、通えるだけ通って」と言った。受付に行き、次の予約を取ろうとすると、「早くて3か月後の9月末です」と言う。

めっちゃ先やんか・・・。

3か月も待ってたら虫歯が悪化するわww

 

今日は歯医者であった。

2時に行ったが、結局部屋に入ったのは2時45分。
いつもの先生が「ごめんねー!!スタッフ不足で忙しいのよ!」と言う。いつもの歯科助手もいない。

先生は「私が歯石を取るけど、助手がいないから、あなた自分のタイミングで吸引して」と言い、唾液を吸引する管を手渡された。

先生は「私、ガンガン行くから、私の邪魔にならないように吸引してよ!」と言う。了解の何もないまま、先生は「レッツゴー!!」と言い、ガンガン歯石を取りはじめた。

日本の国民皆保険の医療がどれだけ恵まれていることか。
自分で吸引してってww

 

1人の男が香水を20本万引きし、逃げ損なって捕まった。

20本万引きされていながら、そこにいた店員5人は全員気付いていなかった。
何故か・・? 喋っていたからである。

誰一人として見ていなかったということは、いかに仕事をさぼっていたかである。

仕事をサボるのが良いことだとは思わないけど、、日本人って時間を無視して完璧を求めて働き過ぎ。消費者も完璧なサービスを求めすぎ。そうして生まれるブラック企業体質、長時間労働。

 

 

イギリスの地方に住む方々が、今の生活にどれほど不満を抱いているかはわかりませんが、EU離脱を選んだということは現状を変えたいという意志の表れだと思います。

この書籍で紹介されるエピソードのようなゆる~い時間の流れを羨ましく思うことも私はありますが、現地の方にとってはロンドンの豊かな生活に憧れている人も多くいるのかもしれません。

イギリスって聞くと世界金融の中心として栄える先進国というイメージがあるかもしれませんが、それはロンドン限定です。イギリスの片田舎というか、ロンドン以外の地方での暮らしは私たちが想像する先進国の生活とはだいぶ異なるようです。

そんななかなか知り得ない英国庶民の日常生活がイキイキとユーモアを添えて描かれています。ブログの書籍化とあって文章も口語的で読みやすかったです。

投資とはあまり関係ないですが、楽しく読める本でお勧めです。楽しみながらもブレグジットが起こる背景が理解できて勉強になります。最近のポピュリズム台頭の背景が垣間見えます。

イギリス毒舌日記

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