Grow Rich Slowly シーゲル流米国株投資で億万長者になる!

米国株投資を通じて資本主義社会を豊かに楽しく生きる

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健康に悪いたばこを販売するフィリップモリスなんて嫌い! 砂糖たっぷりのコーラを販売するコカ・コーラなんて大嫌い!

   

コカ・コーラを飲んだ後の幸福感は健康上の利益に勝る by ウォーレン・バフェット

世の中にはバフェットの投資を快く思っていない人もいます。彼ら曰く、砂糖たっぷりで発がん性まで疑われているコカ・コーラなる黒い砂糖水を世界で売りまくってボロ儲けするなんて道徳倫理に反すると。コカ・コーラ株なんて絶対に買いたくない。

たばこは健康を害する、私は愛煙家だった愛する夫を肺がんで失った、、たばこを製造・販売しているフィリップモリスやアルトリアへ投資するなんて絶対に嫌だ!

石油、化石燃料は自然を破壊する。大気汚染や酸性雨が私たちの住む美しい地球を汚している。何度原油流出事故を起こせば気が済むんだ。。エクソンモービルやシェブロンへ投資するのは嫌だ!

こういう話はよく聞きます。

非道徳的(だとその人が感じる)なビジネスによってお金を儲けている企業の株は買いたくない、という話は頻繁に聞きます。

あなたはこういう意見に対してどう思いますか?

投資に感情を持ち込む必要はない?

こういう非道徳(に思う人もいる)銘柄だからこそ儲かるんだからむしろ投資すべき?

まあ、投資は自己責任で自分のお金を投じるんだから法律違反でない限り何にいくら投資してもいいじゃん!、と言われると議論が終わってしまうのですがね(笑)。

そう言われると試合終了なのですが、この議論に少しだけ踏み込みたく記事を書きました。

私は、自分自身の価値観に忠実に従って、あなたが嫌だと感じる「非道徳」銘柄には投資しないという自分の信念を貫いた方がいいと思います。たとえ、それが結果として金銭的な投資リターンの低下につながるとしても。

 

人は必ずいつか死にます。

「人生とは死ぬまでの暇つぶし」。この言葉好き、というか共感できるんですが、この言葉は経済が成長して私達の生活水準が大きく向上していることを象徴しているなと思います。生きる意味を考えるのは大変贅沢です。それだけ余裕があるということです。

ちなみに私は「生きる意味なんてない」と本気で思っている冷めたつまらない男です(笑)。

株式投資をしているあなたは、日本国民の中でも比較的経済的に恵まれていて金銭的な余裕があるのでしょう。そうやって日々の日常生活に困らなくなると、人間はどうしたらより幸せな人生を送れるかという点にフォーカスし始めます。

マズローの欲求5段階説で言えば、生理的欲求、安全欲求、親和欲求が満たされて、自我欲求と自己実現欲求を追求している状態でしょうか。

とにかく食って飢えを凌いで何とか子供を産み育て、子育てが終わったころには寿命が来て死ぬ。人類の歴史を振り返れば、むしろこういう生き方の方が普通だったと思います。

現代は暇な時間が多すぎる。私のように独身だとより一層感じます(笑)。だから人生をよりイキイキと楽しく生きるにはどうしようって考える人が増えていくのは自然なこと。これはいいことだと思います。

リンカーンはこんな言葉を残しています。

こうして人間に生まれてきたんだから、やはり何か生きがいが感じられるまで生きている義務がある。

ローマ帝国のストア派哲学者セネカはこんな言葉を残しています。

人生とは物語のようなものだ。重要なのはどんなに長いかということではなく、どんなに良いかということだ。

いい言葉です。私は、たばこもガンガン吸って(周りに迷惑かけないように、歩きたばこは本当に大嫌い、あとポイ捨てするな!子供か!)、コカ・コーラ好きなだけ飲めばいいじゃん!って思っている質です。

暇な人生を少しでも楽しく後悔なく生きるには自分の価値観に正直に生きることが必要だと思うのです。友人や親、他ブロガーの意見は参考にはしつつもいい意味で無視する。無視無視。私のブログだって自分の価値観と違うと思えば無視して下さいね。

あなたが価値を感じるものを大切にして、逆に価値を感じないものは遠ざけたほうがいいと思います。

人が何に価値を感じるかってめちゃくちゃファジーだな~って思います。

私が痛感するのが、女の子のお買い物。特に洋服などのファッション系。

会社の後輩の女性と一緒に下北沢のお洋服屋さんにいやいやお買い物に行ったことがあります。そこで、その女性は1着1万5千円のワンピースをお店に着いて10分くらいで即決で買っていました。

私にはとても理解できません。そんなピラッピラの布きれに1万5千円も払うなんて。。まあ男の私がワンピに価値を感じないのは当然ですけど。でもその女性はそのワンピースに1万円5千円の価値を感じているわけです。

これはもちろんワンピースに1万5千円もの価値を感じない私が正しいなどと言いたいわけではありませんよ。何に価値を感じてお金を払うかは人ぞれぞれだと言いたいだけです。

10万円以上もするルイ・ヴィトンの財布やバッグを嬉しそうに買う人はたくさんいます。私には理解できませんが、その人たちはヴィトンのバッグに価値を感じているのです。

それを「馬鹿だな~あんなブランドに踊らされて、、物ってのは最低限の機能があれば十分なのにちょっとヴィトンのロゴが付いているだけであんなに高いお金を払わされてる。」と言う人がいます。こういう発言はちょっと傲慢だと思いますね。

ヴィトンのバックは物としての原価は確かに数千円かもしれませんが、そこに「Louis Vuitton」のブランドという情報価値が付加されることで値段が一気に跳ね上がるのです。そしてその情報に価値を感じるか否かは人それぞれです。人それぞれとしか言えません。

Louis Vuittonのブランド情報に高い価値を感じる人は少数派かもしれませんが、少数でもそのブランドのイメージやストーリーに価値を感じて喜んでお金を払ってくれる人がいるからビジネスは成り立っています。そういうビジネスは詐欺などではありません。真っ当なビジネスです。

Louis Vuittonのロゴを付けるだけで原価数千円のバッグを10万円以上で売って「それは詐欺だ!」と思うのは筋違いです。

ヴィトンのバッグを買って、それで幸福感に満ちた生活を送れるなら、SNSにアップして友達にいいね!をたくさんしてもらって高揚感に浸れるのであれば、その人が10万円の価値があると納得しているなら、ルイヴィトンはその人に売値相応の価値を与えることができています。社会に価値を提供して対価を頂くというビジネスをしているだけです。

最近の飲食業は見た目が大事だそうです。一見して「うわ~美味しそう!!」とか「すっごい豪華!」って思われるメニューを創作することが人気店になる秘訣だそうです。

最近で言うと高いタワーみたいになったローストビーフ丼とかね。あれはローストビーフとご飯を別々にしたらダメなんです。ローストビーフを平らに盛ってもダメなんです。たか~く上に盛る必要があるんです。なぜなら、その方が目立つからです。SNSでみんなに「え~すご~い!!」って思わせることが大事なのです。そこに価値を感じる人がたくさんいるのです。

口に入れてしまったら一緒だろ、なんて頑固親父みたいなことを言っていたらビジネスはできないです。

飲食業は、今まではとにかく美味しいものをなるべく低コストで提供することが大事でした。今もその原則は変わりませんが、SNSが普及してからぱっと見のインパクトも重要性が上がってきました。

人が外食ビジネスに感じる価値は「美味しいものなるべく安く食べたい」だけではなくなっています。見た目が美しくSNS映えすることの価値が重要になってきています。ミーハーな女子高生やOLとかは特に。(私はSNSは一切やらないので理解できないのですが。。)

味が普通でもSNSで注目を浴びることができるメニューを提供している話題のお店には行列ができます。

マイメロディのデコレーションがされているケーキを、いやいや一緒に食べに行ったことがありますが、味は普通のケーキと全く変わらないわけです。値段は普通のケーキの2倍くらい高い。でも、値段が高くてもそれに価値を感じる人がたくさんいるからビジネスは成り立っています。(私は価値を感じませんが笑。)

スマホでマイメロケーキ、マイメロカフェラテの写真を撮って、それをSNSに上げて、友達に「かわいい♡」って言われたいんですね。それを馬鹿にしてはいけません。その人はそこに価値を感じるわけですから。人に価値を与えて対価を得るのがビジネスなのですから、マイメロディカフェは非常に高い付加価値を生んでいるということになります。

こういうのは一例ですが、言いたいことは価値観は人それぞれで、人が何にいくらの価値を感じてお金を使うかは千差万別だということです。日本のGDPが500兆円もあることの理由はここにあります。普通に最低限の衣食住だけであれば200兆円でも十分だと思います。日本国民全員が私Hiroだったら(想像するだけで気持ち悪いけどw)、日本のGDPは100兆円でも足ります。

あなたにはこれを買うと幸福感を味わえる、これを買うと罪悪感を感じる、というものがあると思います。それを周りの人は否定してくるかもしれません。でも気にしなくていいと思います。

自分の価値観に正直に、あなたが本当に価値を感じるものやことにお金を払い、あなたが価値を感じないものやことにはお金を払わない。これを徹底することが、資本主義社会で「死ぬまでの暇つぶし」をより幸せに生きるコツだと私は思っています。若輩者の私が人生論を語るのは大変畏れ多いですが。。

 

さて、最初の株式投資の話に戻ります。

あなたが米国株投資をしている意味はなんでしょうか?

お金持ちになること。そうですね、少しでもたくさんのお金を得ることが目的ですよね。

「お金がたくさん欲しい!」と思うことは社会に関心が高い証であり素敵なことだと思います。でもお金を得ること、そのものが目的ではないと思います。

米国株投資を通じてたくさんお金を得て、人生をより豊かに充実したものにすることが本当の目的のはずです。

米国株投資で稼いだお金、売却益や配当金を使っていつか何かを買うんですよね。そのお金をあなたが価値を感じるものや体験と交換して、人生をより楽しくしたいと思っているのですよね。

その、「あなたが価値を感じること」ってのは大切にすべきだと思います。それは何も株式投資以外の買い物だけの話ではないです。株式投資そのものにもあなたが価値を感じることや、嫌悪感を抱く感情があって当然です。

株式投資の究極的な目的が人生をより豊かにすることなのに、株式投資そのものに嫌悪感を抱いてしまったら本末転倒なのです。

たばこ銘柄が衰退して投資リターンが悪いと思ってフィリップモリス株への投資を避けるのは普通に経済合理的です。

たばこ銘柄は高い投資リターンを上げると思っている、でもたばこは嫌いだから投資したくない、だからフィリップモリス株を買わないという投資判断(というか購買判断)はとても人間的であり、普通の判断です。これも合理的です。

これに対して「たばこ銘柄を避けるなんて馬鹿だな~、歴史を振り返ればたばこ銘柄は高い株主リターンを生んでいるし、設備投資が不要なたばこビジネスは超儲かるのに、、残念」と思う人がいれば、その人の方が残念だと言いたいですね。

これはディズニーランドが大好きな人に「あんな丸一日の時間を使って、長時間並んでアトラクションに乗って何が楽しいの?、時間の無駄じゃないの?」と言っているのと変わりません。

私に向かって「1杯302円もするコーヒーをスタバで買うって馬鹿じゃないの?」と言っているのと変わりません。私はスタバのコーヒーに302円以上の価値を感じています、まあコーヒーにではなく空間に感じているわけですが。

繰り返しますが、何に価値を感じてお金を使うかは人それぞれです。

株式投資には一切の感情を持ち込まずに、冷徹に金銭的リターンのみを追求する考えも当然OK。

でも、株式投資はビジネスそのものですから、そういう原理原則を理解している人ほど株式投資が感情に左右されることもあるものです。そうであれば、その感情、あなた自身の価値観を最優先にしたほうがいいと思います。

株式投資は、あなたの人生をより幸せに、充実したものにするための手段でしかないのですから。投資リターンは金銭だけで測ることができない面もあるということです。

 - 投資理論・哲学