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お金を借りるってそんなに悪いことですか!?

   

お金を借りるってそんなに悪いことですか!?

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悪いか悪くないかは置いておくとして、個人が借金する時はやはり気を付けるべきです。消費者金融はフレンドリーなテレビCMをたくさん流していますよね。癒し系タレントの永作博美さんが出演されているCMもあります。YouTubeでもしょっちゅう流れます。

で、、その莫大な広告費はどこから出ているのでしょうか。
言うまでもなく債務者の利息です。

個人が年率10%を超える利息でお金を借りてしまえば、経済的にペイできる可能性はほぼゼロでしょう。株式投資で年率10%で運用し続けるのはとても困難なことです。世界的に低金利の世の中です。確定利息で10%も持っていかれたらしんどいに決まってます。

経済性がないと理解した上で遊興費と割り切って借りるならまだマシですが、金利10%がどれほど高い利回りなのか理解することなく気軽に借金してしまうのは危険です。借金は使い方を誤ると人生を破滅させます。

しかし、借金そのものは決して悪いものではありません。いや、むしろ現代の資本主義のルールを考えれば、借金はお得な経済行為とも言えます。

なぜ、一見怖いものに思える借金に経済的なメリットがあるのでしょうか?

借金するものが勝者になる時代は1971年から始まりました。1971年に起こったこと、それはニクソンショック。金と米ドル紙幣の交換が停止されました。それまでは1オンス=35ドルという固定比率が決められていて、米ドルの価値は一定の金で保証されていました(金本位制)。

1971年まではドル紙幣には「有限で貴重な資源である金と兌換できる」という価値の裏付けがありました。1971年まで、米ドル紙幣をコツコツ貯めることは金を蓄えることに等しかったのです。

しかし、1971年に米ドル紙幣は金と交換できなくなりました。

1971年を境に米ドル紙幣はただの紙切れになりました。

現代のマネーはただの紙切れです。それはお金を大切にしなくていいという意味ではありません。経済的な本質として、ドル紙幣には何の物的価値根拠がないということです。それは円も一緒です。

現代のお金は信用のみによって成り立っている幻想です。お金が幻想だからこそ、FRBは無制限に紙幣を刷ることができます。もし、金との交換が必要であれば、金の保有量を超える以上の紙幣を刷ることはできませんよね。

金本位制でない現在、中央銀行FRBはいくらでも紙幣を刷ることができます。それは必ずしも悪いことではありません。リーマンショック後のドラスティックな量的金融緩和政策(QE政策)がなければ、米国経済はここまで早期に復活することはなかったでしょう。

しかし、リーマンショックを生み出した元凶の一端が中央銀行の金融政策だったのもまた事実です。2000年のITバブル崩壊後、米国の政策金利は1%にまで引き下げられました。カネがジャブジャブ余っている状態が、サブプライムローンで一儲けしてやろうという金融機関の行動を誘発させた面はあったはずです。

サブプライムローンを証券化して速攻でオフバランスさせた銀行、その証券化商品にトリプルAの格付けを与えた格付け会社、彼らの行為が倫理的に誤っていることは論を待たないでしょう。でも、銀行がそんな野蛮なビジネスに手を染めるまで資金を増やし続けたFRBにも問題があったと思います。

2006年までFRB議長を務めたアラン・グリーンスパン氏に対する評価は2007年の金融危機で凋落しました。

紙幣と金とのリンクを切ること自体は悪いことではないです。しかし、そうなると紙幣の発行量の管理という難しい仕事が出てきます。それは経済学・金融の英知が集結するFRBでも難しいことです。

 

 

ニクソン大統領が米ドル紙幣を紙切れにしたことによって、借金の意味は大きく変わりました。使い方さえ誤らなければ借金はお得な取引になりました。お金の価値なんて所詮幻想ですから、お金を借りて債務を背負うことは実はそんなに恐れることでもないのかもしれません。

だって、金との兌換が停止になってFRBはいくらでもお金を刷れるのですよ。お金が刷られるということは、市中に出回る紙幣の量が増えるということであって、それは紙幣が刻一刻と減価していくことを意味します。

借金の価値が勝手に減価するなら(=借金の返済負担が勝手に減っていくなら)、借金した方が得だという発想もできます。

減価する紙幣を貯め込む者は敗者に、借りるものは勝者になります。だから、株式などに投資をせずに貯金ばかりしていてはなかなか豊かになれません。

とは言え、借金には利息が掛かります。紙幣が減価すると言ってもあくまで長期的な話です。利率10%で借金してキャバクラで豪遊してしまえば経済的に破綻するに決まっています。

減価する紙幣を借りる事(借金すること)は本質的には合理的な経済取引ですが、やはり借りた金の使い方を誤ると危険です。

借金で「資産」を買うとき、借金は経済的に意味のある取引になります。

ロバート・キヨサキ氏は「資産」の定義をこう言っています。

資産とはあなたのポケットにお金を入れてくれるもの

ロバート・キヨサキ

「資産」を買うために借金する者はお金持ちになるスピードを加速させることができます。

「資産」とは具体的に何なのか?

それは一番はビジネスです。ビジネスに資金を投じて借入利率を上回る収益率を上げれば、資産はグングン伸びていきます。そして借金の方は少しづつ減価していきます。「資産」はメンテすれば腐らないし、むしろ輝きを増していきます。一方で借金はゆっくり腐っていきます。借金は勝手に減価していきます。

「資産」は年々増価していく、負債(借金)は年々減価していく。現代資本主義のマジックです。こうして、うまく借金を活用する者は豊かになって経済的勝ち組になります。

トランプ大統領は借金を利用して富豪になった人です。

知っての通り私は借金王だ

ドナルド・トランプ

 

私は借金が好きだ。だが借金は非常に難しく、危険なものだ

ドナルド・トランプ

 

個人が収益性の高いビジネスを持つのは難しいものです。ビジネスが無理なら株式でもいいです。株式は「資産」です。

S&P500ETFに投資すれば実質リターンで年率7%は期待できます。低利で借金できるチャンスがあるなら、借金してS&P500ETFに投資する行為は合理的だと思います。

と言っても、個人に低利でお金を貸してくれる金融機関なんて普通はありません。住宅ローンは個人が低利で融資を受けることができる数少ない機会ですが、借入資金は住宅購入に充当する必要があります。信用取引でレバレッジ投資をする選択肢もありますが、暴落時に追証を迫られて資金繰りが窮するリスクがあります。

結局、個人投資家は自己資金の範囲内で負担できるリスクの中で、株式投資を続けるのが無難で安全かなと思います。

ただ、「借金は危険なもの、不道徳なもの」という多くの人が子どもの頃から植え付けられているであろう洗脳は取り払った方がいいです。現代のマネーは不換紙幣だということを忘れるべきではありません。

金とも銀とも石油とも交換できない不換紙幣の価値って何でしょうか。
お金って一体何なのでしょうか。

お金の本質を理解せずに社会を生きるってよく考えたら危ないことです。
お金を使わない日はないのですから。

 - 投資理論・哲学