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【CVX銘柄分析】シェブロンはエクソンに次ぐ規模を誇る世界的石油メジャー

   

※2018年12月期決算データ反映、コメント刷新(2019/4/2)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はシェブロン(CVX)をご紹介します。

基本情報

会社名シェブロン
ティッカーCVX
創業1879年
上場1921年
決算12月
本社所在地カリフォルニア州
従業員数48,600
セクターエネルギー
S&P格付AA-
監査法人PwC
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別売上構成比

セグメント別営業利益構成比

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

33年

過去10年の配当成長

年率+5.9%

この10年で配当は1.8倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2009~2018):+7.9%
過去20年(1999~2018):+8.6%
過去30年(1989~2018):+11.8%

バリュエーション指標(2019/4/2時点)

予想PER:15.2倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.8% 最新情報はこちら

コメント

シェブロン(CVX)はかつて石油ビジネスを独占していた旧セブンシスターズ7社のうちの一つで、いわゆる石油スーパーメジャーです。原油、天然ガスの探査、開発・生産から加工、液化、輸送まで一括したサービスを提供しています。

上流と下流ともに地理的な事業範囲は広大で北米、南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国などで進行中のプロジェクトがあります。

セグメント別事業利益構成を見るとアップストリーム(上流)部門が78%を占めます。上流部門の収益は原油価格に左右されるため、どうしても利益ボラティリティは高くなります。競合エクソンに比べて、やや上流部門に依存する割合が大きいです。

昨年(2018年)2月にジョン。ワトソンCEOが退任し、後任として石油精製部門出身のマイケル・ワースが選ばれました。

財務データを確認してみましょう。

売上高はFY11をピークに下落方向で特にFY15の下落幅が大きいです。原油価格下落が影響しています。2014年夏に1バレル100ドル超あった原油価格は、2017年冬には一時1バレル20ドル台まで急落しました。FY16は最終赤字に転落しています。エネルギー企業らしい、少し騒がしいPLですね。エクソンも似たようなものです。

FY18の売上高は1,589億ドルで前年比+18%。原油価格、精製品価格、天然ガス価格3つともFY17より上昇しました。

FY18の純利益は148億ドルで前年比+61%。米国外アップストリームの事業利益が前年比2倍超の100億ドルとなりました。2年前のFY16には赤字でしたから、かなり改善している様子が伺えます。さらに前年FY17は税制改革関連で20億ドルの特別利益を計上していました。+61%という大きな増益と記録していますが、実質的な増益幅はさらに大きいと見てよいでしょう。

年度によってフリーCFがマイナスになっている時があるものの、営業CFは継続してプラスを維持。FY17からフリーCFもプラス転換しています。営業CFマージンも回復基調です。この良好なトレンドが続くのか注視したいところ。上流部門が大きいですから、どうしても原油価格次第という面はありますが。

バランスシートを見てみましょう。総資産の約90%が固定資産ですが、中身は石油プラントなどの施設・設備です。のれんなどの無形資産は少ないです。市況に左右されやすいエネルギー企業らしく自己資本比率は60%と高めです。エクソンも同じようなBS構造です。節度ある負債利用を心掛けて財務安全性の確保と経営のレバレッジ効果とのバランスと取っています。

ここ数年こそちょびちょびしか増配できていないものの、この原油価格下落の中、増配を続けている姿には好感を持ちます。さすがに自社株買いは少なく、FY15~FY17は実績ゼロ。FY18は少し買い戻していますが、ほぼゼロです。もうしばらく辛抱でしょうか。

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