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【CVX銘柄分析】シェブロンはエクソンに次ぐ世界的石油メジャー

   

※2017年12月期決算データ反映、BSデータ追加、コメント刷新(2018/4/5)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はシェブロン(CVX)をご紹介します。


   シェブロン財務情報

基本情報

会社名 シェブロン
ティッカー CVX
創業 1879年
上場 1921年
決算 12月
本社所在地 カリフォルニア州
従業員数 61,500
セクター エネルギー
S&P格付 AA-
監査法人 PwC
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

 

事業構成

 

業績

 

キャッシュフロー

 

バランスシート

資産

負債純資産

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

 

連続増配年数

32年

 

バリュエーション指標等(2018/4/5時点)

PER:23.7倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.9% 最新情報はこちら

配当性向:71% 最新情報はこちら

 

感想

シェブロンはかつて石油ビジネスを独占していた旧セブンシスターズ7社の一つで、いわゆる石油スーパーメジャーです。原油、天然ガスの探査、開発・生産から加工、液化、輸送まで一括したサービスを提供しています。

上流と下流の割合は半々です。エクソンモービルと比べて下流部門の割合が多く、相対的に原油安に強い事業ポートフォリオです。とは言え、後述しますが2014年夏以降の原油価格急落で業績は大きなダメージを受けました。

今年(2018年)2月にジョン。ワトソンCEOが退任し、後任として石油精製部門出身のマイケル・ワースが選ばれました。

 

財務データを確認してみましょう。

売上高はFY11をピークに下落方向で特にFY15の下落幅が大きいですが、原油価格下落が影響しています。2014年夏に1バレル100ドル超あったドバイ原油価格は、2017年冬には一時1バレル20ドル台まで急落しました。シェブロンの売上高も同時に下落しました。

FY16に純利益(EPS)がマイナス転落しました。特殊要因というわけではなく、原油価格下落に伴って粗利益が低下し販管費や他費用を吸収できなかったためです。FY17は売上回復し利益も黒字転換しています。長期プロジェクトは抑制されコスト削減も進んでいます。

キャッシュフローですが、赤字決算だったFY16も営業CFはプラスを維持しており安心できます。フリーCFはFY13~FY16までマイナスでした。フリーCFがマイナスということは営業CF以上の設備投資を行っているということです。シェブロンは設備投資資金を借入で調達しています。2013年末から2017年末にかけて長期性債務は140億ドル増加しています。

バランスシートを見てみましょう。市況に左右されやすいエネルギー企業らしく自己資本比率は60%と高めです。エクソンも同じようなBS構造です。節度ある負債利用を心掛けて財務安全性の確保と経営のレバレッジ効果とのバランスと取っています。総資産の約90%が固定資産ですが、中身は石油プラントなどの施設・設備です。のれんなどの無形資産は少ないです。

配当はここ数年こそ高い増配率は達成できていないものの、減配することなく配当水準を死守しています。エネルギー企業にとって原油価格の暴落は想定内です。そういったリスクがあるからこそ、バランスシートの純資産を厚くし、財務安全性を優先した保守的な経営を行っています。赤字決算となったFY16も配当を維持できました。さすがに自社株買いをする余裕はないようで、ここ3年間の実績はゼロでした。

 - 米国株銘柄分析