社会人一年目の時、新入社員研修でとても恥ずかしい内容がありました。
それは、自分の1分間スピーチをビデオで撮影して、全員でそのビデオを見て意見を言い合うというものです。「えー」とか「まあ」、「あのぉ」といった”言葉のひげ”をなくしましょうというテーマだったと思います。
そのビデオを見ると自分の声を聞くことになる訳ですが、これがすっごい違和感!。自分の声って自分が喋って自分で感じているイメージと、実際とで結構違うんですよね。
自分を客観視するって恥ずかしいけど、たくさん発見があります。
さて、このブログを始めて早1年ほどが経とうとしています。読んで下さる皆様のおかげでここまで続けることができました、ありがとうございます。
たまに自分の過去記事を読んでみることがあります。
それはやっぱり恥ずかしい。「あんなドヤ顔で偉そうに何言ってるんだ俺!!」って思うことも多々あります。削除したくなる記事もあります。実際に削除した記事もあります(笑)。
内容も見るに堪えないお恥ずかしいものが多くありますが、それ以上にやばいと思うのが誤字脱字。てにをはの誤りです。(ホントみなさんすみませんね。)
スタバでガァーっと思いの丈を書きなぐっているからだと思います。一応アップする前に一通り推敲するんですけど、大体その作業は仕事から帰って夜寝る前なのでね。。土日は書いて即日アップする時もありますが。
しかし、私は絶対に誤字しないよう細心の注意を払っていることがあります。
それは、「債権」と「債券」を書き間違わないこと。
私みたいな素人ブログだけでなく、専門的なニュース記事でも結構この誤りが多いです。誰でも間違いはあるものだし、言わんとしていることは伝わるから別にいいんですけど。いいんですけど、何かもったいない。
一見して権威ある人が書いている文章でも「債権」と「債券」を書き間違えていると、何か文章に説得力がなくなると思っているのは私だけでしょうか?
1か所だけのミスなら偶然かなとも思いますが、文章中のあらゆる箇所が間違っていると「ああこの人わかってないな」とどうしても思ってしまいます。その記事を書いている人に対する信頼が落ちます。
特に「債券」と書くべきところを「債権」と書いている例が頻繁にあるように感じています。
ってことで、債権と債券を間違わないでいいように自戒も込めて記事にしました。
サイケンの定義
債権
債権とは権利です。
簡単に言うと、お金を請求できる権利です。法律によって成立する債権債務関係の権利です。
売掛債権とかいいますね。
これは掛けで販売した代金を請求できる権利です。
債券
債券とは券ですよ、チケットですよ。
国や企業がお金を調達するために発行されるもので、資金調達条件などの詳細を定めた有価証券です。
国債、地方債、社債などのことを総称しているのが債券と思えばわかりやすいでしょうか。
結局どう違うのか?
債権は文字通り権利です。お金を請求できる権利。
債券はこちらも文字通りですが有価証券です。お金を請求できる権利を表章した有価証券です。
債権は目に見えない、債券は目に見えるというイメージです。
まあこういうのは習うより慣れろってことで、練習問題作ってみました。
練習問題
①
株式とサイケンは互いの損益を相殺するので、両方を保有することでポートフォリオの短期的なボラティリティを抑えることができる。
答え:債券
②
2003年の「テーパリングかんしゃく」とはFRBがサイケン購入額を減らすとの懸念が広がり、新興国市場から大量の資金が流出した現象のことである。
答え:債券
③
企業が倒産した時、株主よりも優先して保護されるのはサイケン者である。
答え:債権
④
連結会計では関係会社間のサイケンと債務を相殺する必要がある。
答え:債権
⑤
政治力の落ちたギリシャ政府はIMFやドイツなどサイケン者からの厳しい要求に直面している。
答え:債権
⑥
トランプ次期大統領は、過去に不動産事業のサイケン者との訴訟問題を起こしている。
答え:債権
⑦
金融機関は貸出サイケンを即座に証券化してオフバランスさせたが、それら多数のローンをまとめたサイケンであるCDOがリーマンショックを引き起こした。
答え:順に債権、債券
⑧
経営危機に陥っているイタリア銀行モンテ・パスキは欧州当局から不良サイケンの整理を命じられている。モンテ・パスキ救済にあたっては、高リスクのサイケンを保有する一般預金者の経済的損害を最小限に抑えつつも、資本主義の原則に反するようなモラルハザードを引き起こさないようバランス感覚のとれた解決策が必要だ!
答え:順に債権、債券