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【S&P500ETF徹底比較】投資初心者はS&P500ETFを保有しておけばいいけど、何を買えばいい?

   

株式リターン

※2017年1月29日データ更新

株式、国債、金、現金、それぞれの価値が200年間でどう変動したかを表しています。
(アメリカのデータです。)

財布に入っている紙切れである紙幣の価値がいかに儚いものかがよくわかります。

株式が圧倒的に高いリターンを生んでいることは一目瞭然です。
資本主義社会である以上、株式が最も高いリターンをもたらすことはある意味必然です。

こんなパフォーマンスを出せるのはごく一部の機関投資家だけだと思いますか?
いえいえ、短期パフォーマンスを追求しなくていい個人投資家こそこのような右肩上がりの株式長期パフォーマンスを享受しやすい環境にいるのです。

こんなパフォーマンスを出すためには、鋭い銘柄選択眼と絶妙な購入タイミングが必要ではないのかと思いますか?
いえいえ、まあまあの価格でS&P500ETFを購入してほったらしておくだけで達成できます。
なぜなら上記グラフの株式の線はS&P500指数だからです。

S&P500はニューヨーク証券取引所とNASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を時価総額で加重平均した指数です。

要するにアメリカの主要500社の時価総額加重平均株価ということです。

上位構成銘柄はこんな感じ。
S&P500はアメリカの主要企業の指数なので、このように優良大企業がたくさん詰め込まれています。

会社名 比率
アップル 3.3%
アルファベット(グーグル) 2.5%
マイクロソフト 2.4%
エクソンモービル 1.9%
ジョンソンエンドジョンソン 1.7%
ゼネラルエレクトリック 1.6%
バークシャー・ハサウェイ 1.5%
フェイスブック 1.5%
AT&T 1.3%
アマゾン 1.3%

このような指数に連動する投資をインデックス投資と言います。

素人が生半可な知識で個別銘柄投資する位なら、インデックス投資をするほうが長期パフォーマンスは間違いなく高くなります。

インデックス投資の優位性を知りたい人は以下の書籍を推薦します。
『敗者のゲーム』
『ウォール街のランダムウォーカー』(Kindleもあり)
『インデックスファンドの時代』

インデックス投資をするのであれば、日本のTOPIXではなくやはり米国のS&P500をおすすめします。

それは、歴史的にアメリカの株価は常に右肩上がりですし、良くも悪くも株主資本主義が徹底されているので会社の利益が効率的に株主に還元される社会環境があるからです。

投資素人や投資に興味がない人はこのS&P500指数に連動するETFを買ってほったらかしにしておくだけで十分です。

私は株式投資、資産運用の世界に魅了されてたくさんの本を読んで多少研究してきました。
その結果、様々な種類の複数のETFを保有しています。

例えば、
・生活必需品セクターに特化したETF
・高配当企業のみを集めたETF
連続増配する企業を集めたETF(売却済み)
新興国株式指数に連動するETF(売却済み)

この様なETFをたくさん保有してどや顔でMyポートフォリオとか言っているわけですが、こんなに自分なりに本読んで長期戦略考えて運用しても、たった1本のS&P500ETFにパフォーマンスで負ける可能性があります。

それって結構格好悪いですよ(笑)。
たくさん本読んで市場を少しでもアウトパフォームする運用を追求して色々なETFに手を出しておいて結局S&P500に負けてしまうのなら、最初から余計なことせずにS&P500のみに投資しておけばよかったとなるわけです。

まさに時間の無駄ということです。
(投資本を読んでいる時はとても楽しいので、いいんですけどね。)

その可能性は否定できません。
私は高配当のバリュー銘柄に集中投資したほうが市場平均(S&P500)より高いリターンを生むと信じていますが、50年後結果としてS&P500の方が良い結果だったということは十分あり得ます。

つまり、投資初心者とか投資素人(だいぶ上から目線で言っていますが)におすすめのS&P500ETFは単純なわりに長期でとても強い、コスパ最強の投資ツールなわけです。

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  S&P500ETF 徹底比較

S&P500ETFを買えばいいと言っても、具体的に何を買えばいいか迷う人も多いと思います。

そこで、どのS&P500ETFが優れているのか検討してみました。

エントリーETF 一覧

これが国内で購入できるS&P500ETFの一覧です。

提供会社 ティッカー 名称 種類
バンガード VOO バンガード・S&P500 ETF 米国ETF
ブラックロック IVV iシェアーズ・コア S&P500 ETF 米国ETF
ステート・ストリート SPY SPDR S&P500 ETF 米国ETF
ステート・ストリート 1557 SPDR S&P500 ETF 国内ETF
日興アセットマネジメント 1547 上場インデックスファンド米国株式 国内ETF

 

全部で5つ。
米国ETFが3本、国内ETFが2本。

「1557」は”SPY”の東証上場版です。

 

経費率(信託報酬)

同じS&P500ETFを比較しているわけですから、当然基本的なパフォーマンスは同じです。

最も長期パフォーマンスに差が付くのが手数料。
特に保有期間中永続して発生する信託報酬に着目すべきです。

5つのETFの年間経費率を比較します。

VOO IVV SPY 1557 1547
0.05% 0.04% 0.09% 0.09% 0.16%

バンガードが最安の0.05%。
さすがバンガード。

IVVの経費率が0.07%から0.04%に下がり、最安となりました。
バンガードのVOOも0.05%とめちゃ安であることに変わりはないです。

やはり米国のETFの方が全体的にコストは安いです。

すべて0.1%を切っています。

「1547」は0.16%と割高です。

結果
VOO > IVV > SPY = 1557 >> 1547

IVV > VOO > SPY = 1557 >> 1547

 

購入手数料

長期的に考えると手数料では購入手数料より信託報酬に注意すべきです。

ですが、小口に購入することが多いサラリーマンにとっては購入手数料も侮れません。
特に米国ETFは買付手数料が高くなりがちなです。

5つのETFの購入手数料を比較します。

どのネット証券を利用するかで手数料が変わりますが、ここでは最安パターンで考えます。

ティッカー 購入手数料 最安の証券会社
VOO 5ドル〜20ドル マネックス証券
IVV 5ドル〜20ドル マネックス証券
SPY 5ドル〜20ドル マネックス証券
1557 無料! カブドットコム証券
1547 100円〜500円ほど SBI証券

 

米国ETFの3本はマネックス証券が最もおすすめです。
購入手数料は約定代金の0.45%で下限が5ドル、上限が20ドルです。
最安のマネックス証券でさえ、結構な手数料がかかることがわかります。
米国ETFは10万円単位といった小出しはあまりおすすめできず、できれば3,000ドル位から投資したいところです。

この評価項目の優勝は「1557」。
これはカブドットコム証券のフリーETFを利用すれば、手数料無料となります。

フリーETFを利用するのに難しい申請や資格は不要です。
カブドットコム証券に口座開設すればだれでも利用できます。

詳細はこちらの記事をご覧下さい。
手数料無料のETF カブドットコム証券のフリーETFは使える ”

最後、「1547」ですがこちらはフリーETF対象ではないので購入手数料が必要です。
国内ETFということもあり、海外ETFよりだいぶ安くなっています。
国内ETFを最も安く買えるのはSBI証券です。

結果
1557 >>> 1547 >> VOO = IVV = SPY

 

一日の取引規模

流動性を見るうえで純資産総額も大切なのですが、たとえ純資産規模が多くても日々の取引高が小さければ流動性が高いとは言えません。

基本的に純資産総額と取引高は正比例関係にありますが、米国ETFが東証に上場しているケースはこれに該当しないので注意が必要です。

5つのETFの一日の取引高を比較します。

VOO IVV SPY 1557 1547
約40百万ドル 約80百万ドル 約3000百万ドル 約15百万円 約70百万円

※百万ドルと百万円で単位が違うので注意

取引規模は米国ETFが圧倒的に上です。
SPYなど日本円で3000億円です。
ちょっとした上場企業の年間売上高に匹敵します。

米国ETFはVOOとIVVもSPYには及びませんが、40億円〜80億円の取引があります。
海外ETFは取引量が非常に多く、安心して取引できます。
面倒な時は成行注文でも大丈夫だと思います。

対して、国内ETFの取引高はかなり少ないです。
1557は一日の取引高は15百万円もありません。

1547も1557よりはましですが、50歩100歩という感じです。
長期投資は短期売買はしないので、そこまで流動性に神経質になる必要はないかもしれませんが、この国内ETFの取引量の少なさというのは頭に入れておく必要があります。

結果
SPY >> IVV > VOO >>>>>>>>> 1547, 1557

 

総合結果

以上3つの観点から、主観的な面がありますが、評価結果をまとめました。

点数

VOO IVV SPY 1557 1547
5点 6点 6点 6点 4点

得点だけ見ると、IVVとSPYと1557の3つが同率w。

私の意見としては、IVV1557のどちらかが良いと思います。

SPYのメリットは流動性が非常に高いことですが、億円単位を運用している機関投資家ではないのですから、ここまで取引高が大きいことの恩恵は個人投資家にはありません。長期投資であれば頻繁に売買をしないでしょうし。

IVVと1557は悩ましいですね。

これは各個人が何を優先するかだと思います。

比較的まとまった金額を投資する方で海外ETFに抵抗のない方は、経費率最安のIVVがお勧めです。購入手数料は掛かりますが、長期投資最大の敵である信託報酬が安いことのメリットは大きいです。

1557はカブドットコムのフリーETFの対象という大きな長所があります。数万円から10万円程度をコツコツ手数料を気にせず買いたい人は1557がお勧めです。国内ETFなので平日の日中に取引できます。

 

  安定のS&P500ETF

世の中には無数の投資商品が存在します。
世の中の金融商品の99%は証券会社の手数料稼ぎ目的の、投資家からみたら価値のない商品です。

変な投資信託を買う位なら個別株式、もしくはインデックスファンド・ETFです。

迷ったらS&P500ETFを買っておけばいいです。

よほど買いのタイミングを誤っても(例えばリーマンショック直前)、10年以上持てば戻ります。

30年超保有して後悔することはないと思います。

上で紹介したS&P500ETFのどれかを買っておけばいいです。

やや経費率が高い1547を敢えて選ぶ必要はないと思いますが、それ以外の4本であればどれでもいいでしょう。

IVVと1557を個人的には推奨しますが、正直言って大きな差はありません。

VOO, IVV, SPY, 1557、迷ったらこのどれかに資金を突っ込んでおけばOKです。

不安になったら冒頭のグラフを見ましょう。

歴史を疑うほど私たちに深い見識があるでしょうか。

S&P500指数は過去200年常に右肩上がりでした。

それが今後50年も続く可能性と続かない可能性、どちらに賭けますか?

私は続くほうに賭けています。

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