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【CL銘柄分析】コルゲート・パルモリーブは歯磨き粉で有名な連続増配50年超のディフェンシブ銘柄

   

※2016年度データ更新済み

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はコルゲート・パルモリーブ(CL)をご紹介します。


    CL財務情報等

基本情報

会社名 コルゲート・パルモリーブ
ティッカー CL
創業 1806年
上場 1930年
決算 12月
本社所在地 ニューヨーク州
従業員数 37,900
セクター 生活必需品
S&P格付 AA-
監査法人 PwC
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

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業績

※純資産マイナスの為、FY16末のROE算定不可

キャッシュフロー

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

連続増配年数

53年

 

バリュエーション指標等(2017/4/12時点)

PER:27.1倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.2% 最新情報はこちら

配当性向:55% 最新情報はこちら

 

感想

シーゲル教授が『株式投資の未来』で明らかにした、運用成績上位銘柄は、1位フィリップモリス、2位アボット・ラボラトリーズ、3位ブリストルマイヤーズスクイブ、4位トーツィー・ロール、5位ファイザー、6位コカ・コーラ、7位メルク、8位ペプシコ、

そして堂々の第9位がコルゲート・パルモリーブである。

恥ずかしながら、私は米国株投資を始めるまでコルゲート・パルモリーブとは名前すら聞いたことがなかったが、なんと1806年創業で200年以上の歴史がある由緒ある伝統企業であった。

日本ではあまり知られていないのも仕方ないであろう、昔は花王と合弁事業を展開していたようだが今は解消され、ペットフード事業などが残るのみである。

コルゲートと言えば歯磨き粉が有名だそうで、世界で初めて練り歯磨きを販売したのはコルゲートだ。

連続増配年数は53年と配当王の仲間である。運用成績トップ10に入るのも当然かな。

成熟企業ということもあり、売上高はほぼ頭打ちしてる。年間売上高は約160億ドル前後である。

FY15~FY16は減収が目立つがこれはドル高の影響だと思われる。コルゲートは7割超が米国外売上であるから仕方ない。

驚いたのがバランスシート。

2015年12月末から債務超過になっている。2015年度は確かにドル高で厳しい利益環境だったが当然黒字を確保しており、最終利益は13.8億ドルであった。債務超過の理由は減益だったにも関わらず、今まで変わらない規模の自社株買いをしているからだ。

FY16は配当総額15億ドルに対して、自社株買いは13億ドル実施している。

配当と自社株買いを合わせると30億ドル近い株主還元規模となり、2016年度の総還元性向は100%を超えている。なお、2016年度のそれは200%を超えていた。

これは長年の経営経験から多少利益が悪化してもそれはドル高の一時的要因であり、今後の事業環境に何ら不安はないというコルゲートCEOから株主へのメッセージと言える。さすが配当王。

この高い株主還元意識に基づく債務超過はフィリップモリスと同じ構造である。

債務超過になるほど積極的に株主に利益を還元する企業の株を長期で保有することが、長期株式投資成功の秘訣である。このBSを見るだけでも、コルゲートが今後も市場平均を超えるリターンを株主にもたらすであろうことが予想される。

キャッシュフローも安定している。設備投資が比較的少ないため、フリーCFも潤沢。営業CFマージンは優良企業目安の15%を超えている。2016年度は20%に達している。

株主還元は先ほども言及したが素晴らしいと感じた。連続増配53年の時点で何も言うことはないのだが。

自社株買いも積極的で、毎年概ね配当総額と同額の自社株買いを実施している。低金利環境を活かして、利益以上の資金を株主に還元していることがわかる。

長期保有に耐えることができる銘柄である。

 - 米国株銘柄分析