Grow Rich Slowly シーゲル流米国株投資で億万長者になる!

米国株投資を通じて資本主義社会を豊かに楽しく生きる

*

【CL銘柄分析】コルゲート・パルモリーブは歯磨き粉で有名な連続増配50年超のディフェンシブ銘柄

   

※2017年12月期決算データ反映、BSデータ追加、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はコルゲート・パルモリーブ(CL)をご紹介します。


    CL財務情報等

基本情報

会社名 コルゲート・パルモリーブ
ティッカー CL
創業 1806年
上場 1930年
決算 12月
本社所在地 ニューヨーク州
従業員数 35,900
セクター 生活必需品
S&P格付 AA-
監査法人 PwC
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上構成比

 

事業別売上構成比

 

業績

 

キャッシュフロー

 

バランスシート

資産

負債純資産

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

 

連続増配年数

54年

 

バリュエーション指標等(2018/5/16時点)

PER:26.1倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.7% 最新情報はこちら

配当性向:54% 最新情報はこちら

 

感想

コルゲート・パルモリーブ(CL)は世界で初めて練り歯磨きを販売した日用品メーカーです。設立は1806年で創業200年を超える老舗です。

事業セグメントは以下の4つです。
・口腔ケア
・パーソナルケア
・ホームケア
・ペット栄養

もっとも大きな割合を占めるのが「口腔ケア」です。世界中で歯磨き粉と歯ブラシを販売しています。米国内売上比率は25%ほどしかなく、75%は米国外です。特にエマージング・マーケットでのビジネスが盛んで売上高の約半分が新興国です。日本では昔は花王と提携して事業展開していましたが今は解消しています。なので、国内でコルゲートの製品を見る機会はほぼありません。

「パーソナルケア」部門では、”Softsoap”や”Palmolive”、”Protex”といったブランドで液体ハンドソープや石鹸を販売しています。「ホームケア」部門では食器用洗剤などを取り扱っています。

財務データを見てみましょう。

売上高はここ10年ほぼ横ばいでも推移しており成熟企業です。グロスマージンは60%と日用品メーカーとしてはかなり高い数字だと感じます。プロクター&ギャンブルのそれは50%ほどです。FY17は税制改革による一時コストが275百万ドル計上されて純利益を押し下げており、前年比で増収減益決算となりました。

キャッシュフローは毎期潤沢でthe ディフェンシブ株といった感じのグラフになっています。営業CFマージンは約20%あり高収益です。

バランスシートですが、2015年末から純資産が若干のマイナスになっている状態(債務超過)が続いています。米国外投資に対する未実現為替差損の影響も一部ありますが、主には積極的な株主還元姿勢がこのようなBSを作り出しています。上で示したキャッシュフローを見て頂ければ明らかなように、毎期の営業CFが非常に安定しているため純資産を食い潰すまで資金を株主に還元しても経営上問題はありません。流動比率(流動資産 / 流動負債)は100%を超えていますし、目前の資金繰りには全く懸念はありません。

連続増配54年の配当王です。配当性向50%ほどで今後の増配余力も十分です。自社株買いにも積極的でここ5年間すべての年で総還元性向が100%を超えています。そりゃ純資産もマイナスになるわけです。

コルゲートはジェレミー・シーゲル氏の『株式投資の未来』の中で、20世紀後半の株主リターンが優秀だったとしてピックアップされた銘柄の一つです。21世紀も変わらず株主に莫大な利益をもたらしてくれそうです。

 - 米国株銘柄分析