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【CL銘柄分析】コルゲート・パルモリーブは歯磨き粉で有名な連続増配52年のディフェンシブ銘柄

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はコルゲート・パルモリーブ(CL)をご紹介します。

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    CL財務情報等

基本情報

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地域別売上高

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業績

(単位:百万USD)
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財政状態

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キャッシュフロー

(単位:百万USD)
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株主還元

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連続増配年数

52年

 

株価等の最新情報

以下から、Yahoo Financeへ飛びます。
コルゲート・パルモリーブ(CL)

 

感想

シーゲル教授が『株式投資の未来』で明らかにした、運用成績上位銘柄は、1位フィリップモリス、2位アボット・ラボラトリーズ、3位ブリストルマイヤーズスクイブ、4位トーツィー・ロール、5位ファイザー、6位コカ・コーラ、7位メルク、8位ペプシコ、

そして堂々の第9位がコルゲート・パルモリーブである。

恥ずかしながら、私は米国株投資を始めるまでコルゲート・パルモリーブとは名前すら聞いたことがなかったが、なんと1806年創業で200年以上の歴史がある由緒ある伝統企業であった。

日本ではあまり知られていないのも仕方ないであろう、昔は花王と合弁事業を展開していたようだが今は解消され、ペットフード事業などが残るのみである。

コルゲートと言えば歯磨き粉が有名だそうで、世界で初めて練り歯磨きを販売したのはコルゲートだ。

連続増配年数は52年と配当王の仲間である。運用成績トップ10に入るのも当然であろう。

さて業績を見てみよう。

成熟企業ということもあり、売上高はほぼ頭打ちしてる。年間売上高は約160億ドル前後(2兆円弱)である。

2015年度は特に減収が目立つが、これはドル高の影響だと思われる。コルゲートは7割超が米国外売上であるから仕方ない。

驚いたのがバランスシート。

2015年12月末から債務超過になっている。2015年度は確かにドル高で厳しい利益環境だったが当然黒字を確保しており、最終利益は13.8億ドルであった。

その理由は減益だったにも関わらず、今まで変わらない規模の自社株買いをしているからだ。

2015年度は配当総額14.9億ドルに対して、自社株買いは15.5億ドルも実施している。前述したが2015年度のコルゲートの最終利益は13.8億ドルだ。

配当と自社株買いを合わせると30億ドルを超える株主還元規模となり、2015年度の総還元性向は200%を超えている。

これは長年の経営経験から多少利益が悪化してもそれはドル高の一時的要因であり、今後の事業環境に何ら不安はないというコルゲートCEOから株主へのメッセージと言える。さすが連続増配52年の配当王銘柄である。

この高い株主還元意識に基づく債務超過はフィリップモリスと同じ構造である。

債務超過になるほど積極的に株主に利益を還元する企業の株を長期で保有することが、長期株式投資成功の秘訣である。このBSを見るだけでも、コルゲートが今後も市場平均を超えるリターンを株主にもたらすであろうことが予想される。

キャッシュフローも安定している。設備投資が比較的少ないため、フリーCFも潤沢。営業CFマージンは優良企業目安の15%を超えている。

株主還元は先ほども言及したが素晴らしいと感じた。連続増配52年の時点で何も言うことはないのだが。

配当性向が55%とやや高まっているが、特に問題ないであろう。

自社株買いも積極的で、総還元性向は200%を超えた2015年度を除く2011~2014年度の平均をとっても130%と非常に高水準である。低金利環境を活かして、利益以上の資金を株主に還元していることがわかる。

素晴らしい。長期保有に耐えることができる銘柄である。

直近の配当利回りは2.3%ほどで、過去の平均と比べるとやや高い水準だ。

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