広発銀行は貸し付け先が返済に行き詰まると、シャドーバンクと共に焦げ付いた債権を高利回りの投資商品に変えて販売していた。

ウォールストリートジャーナルより


これ読んでてちょっとビビりました。。

中国の理財商品ってここ数年話題になりますよね。勉強不足であまり内容知らないのですが、まあリスクの高い融資が詰め込まれた質の悪い福袋みたいなもんだろうという認識でした。

しかし、冒頭の報道にあるような銀行の行動は完全にアウトですね。人として誠実性に欠けます。「ハンバーグに腐った挽肉を少し混ぜてもどうせ誰もわかんねーだろ。テキトーに入れとけ!」ってことをやってるわけです。

理財商品を買う投資家の自己責任という面はあるでしょうが、貸し倒れると分かっている融資債権を混ぜ込むのはビジネスとしてやってはいけないことだと思います。専門のサービサーに売却するんじゃなくって、一般投資家に売り込む商品に混ぜ込むのですよ。それはさすがにアカンでしょ。。

 

 

最近、米国株は調整しましたが原因は金利上昇とはっきりしています。教科書通りの相場変動と言えると思います。

怖いのはリーマンショックのように、流動性が枯渇して金融市場が麻痺することです。そして実体経済に影響を及ぼすことです。今は過度なレバレッジによる信用崩壊リスクは小さいにように見えますが、この中国の銀行債権はちょっと危険な臭いがしますね。。でも金額的には世界の金融危機に繋がるような規模ではないようで、そこまで不安視はしてませんが。

まあ信用崩壊はWSJでニュースにもなっていないような、全く予期しないところから来るのかもしれません。

上昇相場は数年続く予感がしますが、今の保守的なポートフォリオを堅持していきます。