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インサイダー取引をチェックして投資チャンスを掴もう!

      2019/05/15

将来の株価は予想できない。
株価はランダムウォーク。

確かに。米国株投資を始めて3年近く経ちますが、株価を予想できたことはありません。それどころか、自分が投資したらその後急落することばかりです。そういう星の元に生まれたんだと、諦念に至ることも多々あります。

しかし、そんな株価の未来をかなり正確に予想できる魔法の水晶玉を持っている人達がいます。

それは、企業の経営幹部です。自社の事業の状態をもっとも詳しく把握しています。来年の収益予想、今後5年間のEPS見通しなどを検討している人たちです。当然ですよねCEO、CFO、他役員なのですから。

もし、CEOが自社株を買っていたら、これからその企業の株価は上がる可能性が高いと言えるかもしれません。なぜなら、会社のあらゆる機密情報を知り尽くしているインサイダーが買い進んでいるわけですから。

インサイダー?
インサイダー取引って法律違反では?
企業の役員が自社株を取引してもいいものなのか?

法律的にはOKです。

株式投資は正当な経済行為であり上場会社の役職員が自社株式の売買を行うことはもちろん可能です。自社の株式の売買を適切に行い、インサイダー取引の疑いをもたれないようにするためには、以下の点に留意することが有用であると考えられます。

・未公表の重要事実を知っているかを確認する。
※知っている場合は、当該重要事実の公表後に売買を行う。

・知っている情報が未公表の重要事実か判断が難しい場合は、自社の株式の売買を管理する部署などに確認・照会する。

・自社の株式の売買に関する社内ルールがある場合は、必ず社内ルールに従い、必要であれば所定の手続きをとってから売買を行う。

日本取引所グループのホームページより

このように東証も役員が自社株を買うことを許容しています。アメリカも似たような規定なのかなと推測します。ちなみに役員は空売りは禁止されています。あと、売買したら報告書を財務局に提出する必要があります。役員は一般従業員よりは慎重な対応が求められます。

ただ、一定の規制があるとは言え、役員が自社株を買えるのってどうなん?って個人的には思いますけどね。かなりグレーではないでしょうか。

だって、下っ端従業員である私ですら、自社の数カ月後の株価をそこそこ正確に予想できるくらいですよ。株価が何円になるかをズバッと当てるのは無理ですが、上がるか下がるかくらいは予想できることが多いです。確かに、本社経理部門という会社の数字をすべて知り得る立場にいるから、というのはあります。でも、それは役員も同じです。決算情報、来期のガイダンス案、すべて役員に報告しているわけですから。それらの数字を承認するのは社長を始めとした経営幹部です。

うちの会社は、従業員は決算期末前後1カ月のみ株式売買禁止とされています。法律ではなくうちの会社の規定ですよ。この期間は役員も売買禁止。ですが、私は決算前後に限らず、どんな時も自社株の取引はしないと決めています。短期的に儲けられるチャンスがあると思っても我慢します。なぜなら、インサイダー取引と言われても反論できないからです。それくらい、株価に影響を与える機密情報を把握できる立場にあります。

今期の決算はこれくらいの数字に落ち着くだろうというのは事前にわかります。来期のガイダンスで調整後OPをいくらに設定するつもりなのか、課長や部長から話を聞くこともあります。次期中期経営計画で5年後の目標EPSをどれくらいにするか、という話も耳に入ってきます。

いくら平社員とは言え、こういう情報を知った状態で自社株を売買するのはタブーだろうと思います。たとえ、会社規定を順守していたとしても。

私ですら株価をおおよそ予想できるってことは、役員はかなり正確に予想できるはずです。日本取引所グループの規定を読むと、「未公表の重要事実」を知らない場合は取引可能と解釈できます。でも、そんな状態ってあり得るでしょうか。役員ですよ。毎日、重要情報に接しているはずです。そりゃM&Aとかになると案件は限られるでしょうが、今期の決算見通しだって「未公表の重要事実」に該当するのではと思いますけどね。

まあまあ、ここでインサイダー取引規定の是非を議論するつもりはないです。

何が言いたいかと言うと、CEOを始めとした役員は合法的にインサイダー取引を行うことができるということです。

米ヤフーファイナンスで役員の自社株売買状況を確認できる

であれば、そのインサイダーの取引を私たちも追随すれば、良い投資成果が得られるかもしれません。

企業の役員の自社株売買状況なんてわかるのか?

それがわかるんです。先日読者さんからこんなコメントを頂いて驚きました。

ヤフーファイナンスUSのインサイダー取引をみても、過去半年はコルゲートは売り越し、CEOも売ってる。アルファベットは買い越し。
(マーケットウォッチのインサイダー取引情報では両社とも売り越しなので見方がよくわからない。汗)

読者さんコメントより


え、ヤフーファイナンスでインサイダー取引なんて見れるの??
知らなかった。

早速、いつもお世話になっている米ヤフーファイナンスを開いて、探してみました。すると、すぐに見つかりました。ちょっと、画面を見せて紹介しますね(PC画面です)。

“Holders”タブの中に”Insider Transactions”という項目があります。ここをクリックすると、直近6カ月のインサイダー(CEOなど役員)の株式売買状況を確認することができます。

上記画面はアルファベット(GOOGL)のインサイダー取引状況ですが、PurchasesがSalesより多いです。つまり、アルファベットの経営陣は自社株に強気ということです。割安と見ているのしょう。

ちなみに、私が最近狙っているアボットラボラトリーズ(ABT)の同データを見ると、こちらもPurchasesの方が多かったです。ちょっと安心しました。

同じく投資を検討しているシスコシステムズ(CSCO)はどうかな。

は!、シスコはSalesがかなり多いです。どうやら、シスコの経営陣は自社株を売っているようです。確かに、ここ最近でかなり株価上がったからな~。

インサイダーが買っているから割安、売っているから割高と断定できるわけではありません。あくまで参考情報です。ただ、そこそこ重要度の高い情報かなと個人的に思います。

こんな貴重な情報がヤフーファイナンスで見れるなんて、知らなかったです。今後は、投資する前には念のためインサイダー取引状況もチェックします。投資家として新たな武器を一つ手に入れることができました(コメントに感謝!)。こういった無料の情報をしっかり使いこなすって大切ですね。

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