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人間誰しも感情がある、だから長期株式投資でセクター分散は大切だ!

   

以前、為替について書いた記事の中でこんなコメントを頂きました。

こんなポートをつくりました。

KO22 PG18 MO13 PM12 JNJ20 VZ5 T5 MCD5 数字は割合・・計100

もっと分散させた方がいいですかね?
ちなみに投資スタイルは配当再投資の長期保有です。

そのご質問に対して、私はこう答えました。

「KO22 PG18 MO13 PM12 JNJ20 VZ5 T5 MCD5 はいづれも配当利回りの高い成熟した優良企業です。(中略)長期投資ですし、短期の損益ボラティリティを抑えるために無理にセクター分散をする必要はないと思います。生活必需品中心で全く問題ないと思いますよ。」

この回答は、当時はもちろん誠心誠意お答えしたつもりでしたが、今はこんな回答してしまってちょっと申し訳なかったなと思っています。


   理論的にはセクター分散不要

歴史に学べば、生活必需品セクターが今後も市場平均をアウトパフォームするだろうと思っています。

生活必需品セクターにはコカ・コーラ、プロクター&ギャンブル、フィリップモリス、アルトリア、ペプシコ、ウォルマートなどがあります。

これらが過去市場平均を超える株主リターンをもたらした理由は、常に高い品質とブランドを維持して高マージンな商売を続けることができたからです。また、生活必需品という一見地味な業種な為、一部のハイテク銘柄のように投資家の過大な期待や注目が集まらなかったため、高い配当利回りが継続的に維持され、配当再投資の効率がよかったからです。

この生活必需品セクターの優位性は21世紀も変わりません。いや、21世紀こそ優位だと言えます。

クラウド、AI、自動運転、IBMワトソン、アマゾンエコー、グーグルホーム、とかハイテク技術に大きな注目が集まっています。そしてこれらの新技術は実際に私達中間層の日常生活を大きく変化させる可能性が高いです。

21世紀世界はますますデジタル化していくなかで、賢明な長期投資家はアナログな世界への投資を続けるべきです。

3Dプリンタで何でも作れる時代、新薬をAIが開発する時代、ドローンが10分以内に注文した商品を家のベランダまで運んでくれる時代、そんな時代が本当に訪れたとしても、世界中の人々が朝起きたら顔を洗ってコーヒーを飲む、仕事の気分転換にコーラを飲む、夜シャワーを浴びて眠るという生理的な活動は変わりようがないからです。

これからも、これらの快適な日常生活を提供してくれる生活必需品セクターの優良企業が卓越したリターンを株主にもたらすことは疑いようがありません。

だから、ポートフォリオのすべてを生活必需品セクターで固めても理論的には問題ないと思います。

例えば、こんなポートフォリオは長期で高いリターンを達成できると思います。

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   実際はセクター分散すべき

理論的には生活必需品セクターなど、市場平均を上回ると思われるセクターのみでポートフォリオを作成することは合理的だと思います。

でも、やっぱり実務的にはある程度セクター分散をした方がいいと思います。

それは人間には感情があって、普通の人はいくら長期投資志向だとしても短期的な損得に大きく感情が揺さぶられるからです。利益方向はいいですが、嫌なのはやっぱり大きな損失ですよね。

それを痛感したのが、トランプ大統領後の米株式相場です。

NYダウは最高値を更新するなか、債券利回り上昇を嫌気して生活必需品セクターを始めとするディフェンシブ株だけは暴落しました。

フィリップモリスは3日間で9%以上も下落しました。

こういう時、「株価下落は配当再投資の大チャンスだ!暴落どんと来い」と思える人はいいかもしれません。

でも、すべての人がそうではないはず。

周りが株価上昇で儲かっているのに、自分だけ暴落の憂き目に遭って資産が減少するのは嫌ですよね。そう思うのは感情ある人間として当然なのであって、何も恥ずかしいことではありません。

ボロ株買って株価下落しているのに「長期保有だから気にしない!」とか言っているアホより、よっぽどまともな神経です。

同じ高配当銘柄だと言っても、生活必需品のフィリップモリス(PM)、ヘルスケアのファイザー(PFE)、電気通信のベライゾン(VZ)、ハイテクのマイクロソフト(MSFT)、エネルギーのエクソンモービル(XOM)では、株価が上下するサイクルに違いがあります。

この違いがポートフォリオ全体の株価変動をマイルドにしてくれます。

もちろん多くの長期投資家は最後に成功していればいいと思っているでしょうし、それは正しい発想だと思います。いつか株式を取り崩して生活資金などに活用する時に資産が最大化されていればいいのです。

でも過程も気にしますよね?

いくら最終リターンがいいからって、運用期間中の損益が大きく変動するボラティリティの高い運用は精神的にしんどいはずです。

あなたが普通に感情のある人間ならば、たとえ生活必需品セクターが優位だと思うとしても適度にセクターを分散させたほうが精神衛生上よろしいと思います。

高配当ETFのHDVを活用したり、普通にS&P500連動インデックスを買うのもいい戦略だと思います。

投資金額が1000万円を超えてくると、1日に変動で1か月分の給料が吹っ飛ぶこともまれにあります。一時的な含み損だとわかっていても辛いものです。

長期株式投資で大切なことは配当を再投資することですが、もっと大事なことがあります。

それは継続することです。

30年超の長期株式投資を志して、30年間本当に続けることができる人は果たして何割いることでしょうか?

30年間続けるためには、自身の感情のコントロールも大切です。

S&P500とかNYダウを買っている人が感情コントロール面では最も有利だと思います。期待リターンだけでなく、精神的に耐えることができるかという自分の性格まで考えて投資戦略を考えてもいいかもしれない。

投資方法は人ぞれぞれです。手持ちの資金力も、リスク許容度も人それぞれなんだから絶対に正しい答え何てあるわけありません。

自分にとっての最適解を見つけて下さい。このブログがあなたにとっての最適投資戦略を考えるための一助になれれば幸いです。

ただし余談ですが、長期的に大きく資産を成長させたいならたとえリスク分散に効果的だと思うとしても、債券はポートフォリオに組み入れないことをお勧めします!

  私のセクター戦略

ここまで言っておいて何ですが、私は生活必需品セクターをポートフォリオのコアにするつもりです。

これから個別銘柄もたくさん買っていくと思いますが、生活必需品銘柄が多くなると思います。

なぜなら、私は短期的に市場平均を大きく下回っても平気な自信があるからです(自信過剰)。

暴落にも耐えられる自信があります!(自信過剰)

グロース株投資ではないし、大暴落といってもせいぜい▲30%くらいしか想定はしていませんが。

リーマンショックのような暴落に打ちひしがれて、私が長期投資を止めてしまう時、その時はこのブログが消える時なので、大暴落後に更新が完全に途絶えたら「ああ逝ってしまったな」と思って手を合わせて頂けるとうれしいです。

チーンって。Ω\ζ°)チーン

まあ所謂”暴落”の時には、生活必需品セクターは強いですけどね。

皆さんの長期投資ポートフォリオがこれから来るかもしれない大きな金利変動や為替変動、大暴落嵐をも乗り越えていくことを切に願っております。

 - 投資理論・哲学