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【CAT銘柄分析】キャタピラーは世界トップの建設機械メーカー。NYダウ銘柄です。

   

※2017年12月期決算データ反映、BSデータ追加、コメント刷新(2018/9/22)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はキャタピラー(CAT)をご紹介します。


     キャタピラー財務情報等

基本情報

会社名 キャタピラー
ティッカー CAT
創業 1925年
上場 1929年
決算 12月
本社所在地 イリノイ州
従業員数 98,400
セクター 資本財・サービス
S&P格付 A
監査法人 PwC
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上構成比

 

セグメント別売上構成比

 

業績

 

キャッシュフロー

 

バランスシート

資産

負債純資産

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

 

連続増配年数

8年

 

過去10年の配当成長

年率+8.9%

この10年で配当は2.3倍になりました。

 

バリュエーション指標(2018/9/22時点)

PER:12.1倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.2% 最新情報はこちら

 

感想

キャタピラーは「CAT」ブランドで有名な建設機械、鉱山機械大手です。NYダウ構成銘柄です。日本のコマツや日立建機が競合にいます。

開示セグメントは以下の4つ
・Construction Industrial
・Energy & Transportation
・Resources Industrial
・Finance Products

Construction Industrial(建設機械)はインフラ、林業及び建築産業で使われる機械を対象としています。具体的には、大型ショベルやブルトーザー、トラックローダー、ホイールローダー、アスファルト舗装機械などを手掛けています。

Energy & Transportation(エネルギー・輸送)はエンジンや発電機、ガスタービンなどを扱っています。

Resources Industrial(資源産業)は、鉱業、採石、廃棄物処理などを行う顧客をサポートする様々な機械機器を提供しています。具体的には、油圧ショベル、大型のホイールローダー、土壌圧縮機、ロータリードリル、大型鉱山用トラックなどがあります。

Finance Products(金融)は金融子会社が実施している融資の利息収入です。自動車会社が顧客にローンを提供しているのと同じです。商品の単価が高いですから、このようなファイナンス機能を持っているのでしょう。売上高の6%と結構業績に貢献しています。

地域としては北米が半分弱で、欧州アフリカ、アジアとグローバルで広くビジネスを展開しています。

財務データを確認してみましょう。

売上高はリーマンショック後のFY09に大きく落ち込み、その後FY12にかけて急回復したと思ったら、FY16にかけて右肩上がり、そしてここ数年再び勢いを取り戻しています。米国や中国の建設需要、原油等のコモディティ価格に左右される面が強く、典型的な景気循環銘柄と言えます。

FY17の売上高は前年から20%ほど成長し455億ドルとなりました。顧客の需要が増加しており、ほぼすべてのセクター・地域で伸長しました。特に建設機械セグメントの伸びが顕著でした。

のれん減損のためFY16は最終赤字でした。FY17は本業は回復しているものの、税制改革に関連する一時コストが重しとなって純利益は小さいです。純利益率はわずか2%。一時損益を除外した調整後EPSは6.88ドルと前年から2倍ほど成長しました。

キャッシュフローもPLと一緒で、ややボラティリティが高いです。営業CFマージンは10%台前半。

バランスシートを見てみましょう。意外なBSでした。総資産の4割が売上債権でした。金融ビジネス(ローンビジネス)もやっていると最初に言及しましたが、その影響もあってバランスシートに巨額(3兆ドル以上)の売上債権が計上されています。それ以外の資産としては、機械設備等の有形固定資産が多いです。「きっと有形固定資産がほとんどだろうな~」と思い込んでいましたが、売掛金がこんなに多いとは以外でした。

負債純資産について。自己資本比率は18%とやや低め。これもちょっと意外。業績のブレが大きい企業なので、安全を見て純資産は豊富かな~と思っていました。FY13~FY15に自社株をたくさん買い戻しており、自己資本比率が以前より下がっていました。

配当は業績ほどブレはなく、がんばって株主に還元しています。ここ2,3年の増配率は低いですが業績が回復基調にあることから、これから増配が期待できそうです。株価も上昇してきました。この記事を書いている2018年9月22日時点で156ドルです。2016年初は60ドル台でした。

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