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資本家的サラリーマン

      2019/06/06

なんかの本だったかネットニュースだったか忘れたんですが、最近やけに記憶に残った言葉があります。それが、「1カ月程度の休暇すら取れないのはあなたが労働者の証だ。その働き方は変えた方がいい。」というものです。

有給をあまり消化しない日本人の働き方を受けての発言です(誰の発言かは忘れました)。確かに、欧米人は平気で1カ月くらい休暇を取ってバカンスを楽しんでいます。うちは欧米に子会社があるのでよく知っています。海外担当者にメールをすると「〇〇月□□日まで不在です」と自動返信メールが返ってくることがありますが、会社に戻るその日が1カ月先ってことは普通にあります。

労働者だから1カ月も連続して休みを取るのは難しい、というのはその通りだなって思います。僕はバリバリの労働者で会社の歯車の一つです。毎月の決算締め作業の役割の一部を担っているので、自分がいないと業務が止まります。決算書が流れるベルトコンベアの前に立っている労働者です。後工程に控えているボスたちに決算書を遅滞なく提供するために、毎月同じ場所に立って作業しなくてはなりません。 もちろん、病気などで不在だったら周りがフォローしてくれて何とかなるものですが。

知らない誰かに指摘されるまでもなく、僕は自分が労働者だと自覚しています。何の肩書もない下っ端労働者です。1カ月も連続で休暇は取れません。結婚祝い休暇でもない限り、そんな申請したら周りから怪訝な目で見られること間違いなし。

じゃあ、1カ月以上のバカンスを取っている欧米のビジネスパーソンは労働者ではないということか?

いや、彼ら彼女らもまた同じ労働者でしょう。じゃあ、なんで1カ月も休暇を取れるのか。毎月絶対にこなさなきゃならないルーチンはないのだろうか。あるけど、他の同僚に任せて休んでいるだけなのか。マネージャーという立場で重要な会計・財務判断を担っているだけで、「労働」的な仕事はあまりないのだろうか。実態はわかりませんが、欧米人がオン・オフしっかり切り替えて休むときは長期で休んでいる姿をよく見ます。

サラリーマン社会も「資本家」が優遇される

同じサラリーマンと言えども、労働者寄りの人と資本家寄りの人がいます。出世して偉くなればなるほど、資本家寄りになります。それは株主に近くなるという意味ではなく(それもあるけど)、業務内容が資本家的になるという意味です。つまり、面倒な実務は私のような若手の下っ端に任せて、自分はもっと大局的な判断に集中するということです。手を動かさずに頭を使う立場。

こっちは決算でクソ忙しく働いているというのに、近くの席で財務部長が勤務時間にもかかわらずゆっくりコーヒーのみながら本(専門書)や日経新聞を読んでいるのを見ると、イラッと来ることがあります(笑)。んなに暇なら手伝ってくれ!って思っちゃいます。でも、忙しく「労働」している僕よりも、新聞を読んでいる財務部長の方が会社にとって重要な仕事をしているのは疑いようがありません。

新聞を読んで世間の企業がどんな決算を出しているのか、どんな資金調達をしているのか、金利や為替がどう動いているのか、といったことを把握して自社の今後の資本政策を考える。なんて知的かつ高付加価値で資本家的な仕事なんだろうか。憧れるわ! 下っ端の僕はそんな仕事は一切与えられず(能力がないから仕方ない)、たくさん伝票を打ち、後輩の伝票をレビューし、決算資料を作っています。考える仕事も多いけど、単純作業のルーチンもそれなりに多いです。

財務部長はその気になれば1カ月バカンスを取れると思います。別に会社にいなくても、ハワイのホテルでリラックスして専門書でも新聞でも読むこともできます。てか、ハワイでわざわざ仕事なんてしないかな。まあ、何て言うか、実務をやっているわけじゃないから、一時的に不在でも会社は困らないです。ここぞという時に専門能力を発揮してくれればいいわけです。

忙しく働き回っていない人ほど、高付加価値な仕事をしているものです。それはより資本家的な働き方と言えます。「経理システムをオラクルにするか、それともSAPにするか」という判断を下すのが経理部長の仕事だとしたら、コンサルとタッグを組んで丸1年かけて導入作業を行うのが私のような一般従業員(労働者)の仕事です。経理部長より従業員の方が肉体的な忙しさは上でしょうが、仕事の付加価値は経理部長の方が高いでしょう。

立場が上になればなるほど、仕事が資本家的になっていきます。一つ一つのJudgeの責任は重くなるけど、実務の繁忙さからは解放され自由な時間を確保しやすくなります。1カ月のバカンスも夢ではないです。

現代は資本主義社会。資本家になった方が有利。それはサラリーマン内でも言えることです。会社から雇用されているという点は共通でも、純粋労働者の人もいれば限りなく資本家に近い働き方ができる人もいます。資本主義社会は後者を優遇します。なぜなら、後者の方がより多くの利益を生んでくれるし、貴重な人材だからです。

まあ、んなこと考えるくらいなら、さっさとお金貯めてアマゾンやアップルなどの優良企業の株を買って純粋資本家になればいいって話ですけどね。株主として生計を立てれるようになれば、1カ月どころか1年バカンスも可能になります。

 - 雑談