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【共感の力】癌になった癌専門医を見て思う、仕事の極意

   

夕方のニュースで「癌になった癌専門医」の特集報道があったので、ベッドに寝っ転がりながらぼーと見ていました。

そのお医者さんは言っていました。

実際に自分が癌になって本当に心から癌患者の気持ちがわかるようになったと。食欲の減退、抗がん剤の副作用や脱毛の辛さなど。自分自身が癌患者になって初めて見える景色や心情があると。

その方は医者として仕事をしている時、患者さんにこんなことを言われたことがあるそうです。
「あなたは癌になったことがないから、私の気持ちはわからないでしょう」と。

そう言われたら医者はぐうの音も出ないのだと思います。

ほとんどの医者は患者の立場になって親身に診察をしています。医者は本当に激務です。頭が下がります。

私は合コンで出会った内科の女医の友人がいるのですが、本当にすごい激務です。「急きょ当直入ったから飲み会行けない!ごめん。。」みたいなLINE何度かありました。当直というのは深夜勤務のことらしいです。

そんな勤勉な世のお医者様も、実際に自分の専門としてる分野の病に自分自身が侵された経験は少ないでしょう。特に癌など日常的ではない病の場合は。

この癌になった癌専門医のニュースを見て思ったことがあります。それは顧客と同じ悩みを体験をすることが仕事人として非常に価値あることなんだなということです。

社会人を8年やってきました。世間的にはまだまだ若造ですし自分でも自分は未熟だと自覚しています。そんな私も仕事とは何か、自分なりの答えを持っています。一応8年間も労働していればね、いろいろ考えます。

私にとって、仕事とは人の悩み・課題を解決することです。

どれだけ人とコミュニケーションがない仕事であっても、究極的に抽象化すれば必ず誰か第3者の悩みを解決していることに気づきます。だってお金は必ず人が払うのだから、対価を伴う社会的な労働は最後は必ず人に結びつきます。

金魚の餌を製造販売する仕事は、金魚の悩みを解決しているのではなくw、愛おしい金魚に栄養を与えて元気でいて欲しいと願う飼い主の悩みを解決しています。

私は上場企業の経理部で働いています。

私は株主や投資家、債権者の悩みを解決するために日夜働いています。その実感は正直ないですがたまにそう思うように意識しています。

投資家が当たり前のように株の売買をできること、投資家がその会社の債券を買おうと意思決定できるのは監査済みの正確な決算書があってのことです。

投資家や銀行は、「その会社の経済的実態を知りたい、でも外から見ているだけじゃわからないよ、、経営者にヒアリングしても本音はわからない、誰か数字で示して!」という悩みを抱えています。(もし決算書がなければ)

そういう投資家たちの悩みを解決するために世の経理部は存在します。まあより現実的なことを言ってしまえば、金融商品取引法や会社法という法律で公正な決算開示は義務付けられているから、経理部が必要とも言えますがね。

企業の経理部がサービスを提供する相手、悩みを解決する相手は究極的には株主・投資家・債権者などの会社決算を利用して取引するすべてのステークホルダーと言えます。

こうやって、仕事って必ず悩みを解決してその対価を貰う人、悩みを解決してもらって対価を払う人の2者が存在します。例外はありません。ちなみにギャンブルは仕事ではありませんので。別にギャンブルを否定したいわけではありませんが。

今日私はスタバで302円のホットコーヒーを飲んで3時間くらいゆっくりジョン・ボーグルさんの本を読んでいました。これは「自宅とは違う洗練された空間でゆっくり過ごしたい、でもそんな場所ないな」という自分の悩みを解決してもらったと思っています。だから302円払いました。正当な取引です。というか私がサービスの提供を受け過ぎかな。。たかが300円で3時間も居座るなって??w。

仕事とは人の悩みを解決することだと定義したとき、癌になった癌専門医を見て思ったことが先に述べたことです。

自分自身が悩みを抱えている人と同じ体験をすることが、仕事の価値を高める最も有効な方法ではないかということです。

相手の立場になって考えなさい、小さい頃母親に言われたことがある人も多いでしょう。大事ですね、相手の立場になって考える。

でもなかなか難しい。考えきれない。大人になればなるほど、今まで醸成されてきた価値観や思考法、育った環境が違うから難しくなる。

でも仕事が人の悩みを解決することである以上、その悩んでいる人の心情や感情を理解することはとても大切なのではと思います。

で、その自分が悩みを解決する相手の気持ちを理解するうえで最も有効なことが、自分自信がその悩みを抱えるということではないでしょうか。

自分自信が同じ悩みを抱えるのです。

癌にかかった癌専門医は当たり前ですが、自分で好んで癌になったわけではありません。それは当然です。命にかかわる病気ですから、自分から進んで同じ悩みを持つのは無理です。

でも、世の中の多くの仕事は、やろうと思えば自分から率先して相手と同じ悩みを抱える状態を作り出せるかもしれませんよ。

そういう意味で世の経理部の人たちには、一度いいから株取引くらいやってみろ!って言いたい。自分が投資家の立場になって投資判断で迷う、悩むという経験をすることは経理マンとして大きな財産になるはずです。

「あ、、こういう情報を投資家は重要視するんだ!!」って実感するんです。

何気なくEPSをエクセルで算出して有報に記載してたけど、この数字って投資家にとってこんなに大事な数字なんだ!、よしEPSは超大事だから絶対に計算ミスしないように特に気を付けよう!、ここを間違えて開示してしまったら投資家にめちゃくちゃ迷惑をかけてしまうんだ。って思うでしょう。

EPSなんて、こんな数字なんでいちいち計算しなくちゃならんのだ面倒くせ~とか絶対に思わなくなるはずです。自分が投資家の立場に立って、一度でも投資判断で悩む経験をすればそんなこと思わなくなります。

あ、だから調整後EPSってこんなに大事なんだ~、投資家は調整後EPSを見てるんだ~って経験すべきです。

そうすると仕事にメリハリも出てくると思います。ここは絶対に間違ってはいけないというポイントだっていうのが段々わかってきます。投資家の悩みを共有していれば。

歯科医や歯科衛生士は、歯の磨き方やフロスの使い方をマスターしているので、ほとんど虫歯にならないと聞きます。

いや、でもね、ちょっと不謹慎な発言かもしれませんが、一度くらい虫歯になればって思います。虫歯くらいだったらね。。重い病気ではないですから。一度自分自身が虫歯になることで、虫歯患者の辛さ、どういう痛みなのか、その悩みを身をもって理解できるかもしれません。

虫歯患者の悩みを自分も味わうことで、歯科医としてより患者目線に立った仕事ができるかもしれません。

自分が仕事をして対価を貰っている相手と同じ悩みを無理やり抱えてみる。これは意外にビジネスに有効かもしれない。

 - 雑談