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PERを自分で計算することで株の利回りを意識できる

   

PERとはPrice Earnings Ratioの略で日本語では株価収益率と呼びます。株価が一株当たり利益(EPS)の何倍かを示した数値です。たとえばEPS5円で株価が100円ならPERは20倍です。

現代は便利なものでPERなんて自分で計算しなくとも、ヤフーファイナンス等の外部サイトを活用すれば無料で情報を拾うことができます。あなたもきっとそうでしょう。自分でPERを計算する機会なんてほとんどないはず。

ですが、私は変わり者でして自分でPERを算出するのが好きです。さすがに毎日、毎月やっているわけではありません。たまに気が向いたときにやってます。保有銘柄や気になる銘柄の予想EPSと株価をエクセルに入力して、割り算でPERを出す時があります。

たとえば、以下は9月11日時点の保有銘柄のPERを算出したものです。PERが高い順に並べてあります。

こうやってEPSと株価の関係に落とし込んで考えることで、株の利回りがはっきり見えてきます。予想益回りを右端に記載しています。たとえば一番上のコカ・コーラ(KO)だと株価は54ドルで予想EPSは2.1ドルです。「54ドル投資して2ドルの利益しか貰えないのか~」って思います。PERは25.8倍と高いです。PERの逆数、つまり益回りは3.9%です。

この益回りってのが大事です。投資は利回りを見るのが基本ですから。株は利回りよりもPERが一般的ですが、直感的に理解できるのは明らかに利回りです。EPSと株価を確認すると〇〇ドルで投資して〇ドルの利益、つまり利回りは〇%か~って理解しやすいです。もちろん、わざわざそんなことしなくてもPERの逆算から益回りは算出できますけどね。

たまに思うんですけどね、株価ではなく利回り(益回り)で表示すれば便利だと思いませんか。債券みたいに。無茶でしょうか。

アマゾン:1,820.55ドル
ではなく
アマゾン:1.7%
ってな感じ。

コカ・コーラ:3.9%
ペプシコ:4.0%
フィリップモリス:7.0%
IBM:8.8%
アップル:5.4%

こんな感じでさ。

この方がどの株が欲しいか感覚的に検討できます。「ああ、コカ・コーラの利回りは3.9%しかないんだ。低いな~。でも業績安定しているから妥当かな~」とか考えやすいじゃないですか。

まあ実務的には無理なのはわかってますよ。PERと言ったって実績値か今年の予想値か、それとも来年の予想値かどれを使うのか。予想EPSを使うとしたら誰の予想を採用するのか。赤字企業は益回り算出不能だがどうするのか。など課題はたくさんあります。だからこそ株はPERでバリュエーションを測るのが一般的になったのでしょう。

ただ、私はPERよりも益回りで見る方が好きです。こうやってエクセルにEPSと株価を並べて、「この銘柄は一株当たりの価格がいくらで、その価格に対していくらのEPSを稼いでくれるのか」という数字をきちんと把握しておきたいです。

そうすることで利益、利回りを意識できます。株式投資をするとどうしても株価に意識が向かいます。毎日の娯楽になるし株価をチェックするのは決して悪いことではありませんが、長期投資のリターンを支配するのは長期的な利回り、つまり企業の利益(EPS)推移です。

普段は株式市場でのミスターマーケットのダンスを楽しみつつも、半年に一度くらいはマーケットを離れて利回りを意識したいです。そのマインドが大切だと思っています。バリュエーションの再確認にもなるし。

あ、ちなみに予想EPSは米Yahoo Financeで銘柄を検索して”Analysis”というタブをクリックすると確認できますよ。

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