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【C銘柄分析】事業再編完了でシティグループの業績は改善期待!

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はシティグループ(C)をご紹介します。


  シティ財務情報等

基本情報

会社名 シティグループ
ティッカー C
創業 1812年
上場 2011年
決算 12月
本社所在地 ニューヨーク州
従業員数 219,000
セクター 金融
S&P格付 BBB+
監査法人 KPMG
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

 

事業構成

※citicorp部門は、citiブランドの下、160以上の国と地域でリテール業務、カードビジネス、投資銀行業務などの金融商品・サービスを提供する。(米国会社四季報より)

 

業績

 

株主還元

 

連続増配年数

2年

 

バリュエーション指標等(2017/9/17時点)

PER:13.8倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.9% 最新情報はこちら

配当性向:24% 最新情報はこちら

 

感想

シティは世界160カ国で金融ビジネスを展開するグローバル企業であり、ウェルズファーゴやバンク・オブ・アメリカに匹敵する資産規模を持っています。

近年、事業再編を進めており、11カ国のリテール業務から撤退しました。日本も例外ではありません。シティは日本の個人富裕層向けにプライベートバンキング事業を展開していましたが、2015年三井住友銀行に当該事業を売却しました。

また、2016年にはコストコのカード事業をアメックスから取得しました。

リーマンショック後、急速に事業再編を進めてきたシティグループの財務諸表を見てみました。

売上高はやはりリーマンショックが起こったFY08に大きく減少しています。FY09以降は売上高は800億ドル前後で推移しています。FY16に売上高が600億ドル台まで減少していますが、これは上で述べた事業再編の影響だと思われます。

そして目を引くのは、リーマンショック時の赤字です。FY08シティの純利益は▲276億ドルの大赤字でした。翌年のFY09も最終赤字となっています。ウェルズファーゴ、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカといった大手金融機関の財務諸表を見てきましたが、シティの業績悪化具合が最も顕著だと感じました。

シティバンクのCEOは2007年にこんなことを語っていました。

音楽が鳴りやむまで、踊り続けなくてはならない(as long as the music is playing, you’ve got to get up and dance)

まさにシティは踊り続けていたということでしょうか。音楽が鳴りやんだ先に待っていたのは、歴史的な大赤字でした。

シティグループの株価推移を見たのですが、凄まじい下落幅です。500ドル以上あった株価は、10ドルを切るところまで急落していました。

私はリーマンショック当時大学生で、他人事のように新聞で読んでいただけでした。世界を代表する大手銀行の株価が50分の1になるって、、当時の混乱具合を何となく想像できます。500ドルが10ドルになるって、株券はほぼ紙切れになったようなもんです。自分がもしシティに投資していたら冷静ではいられなかったと思います。

配当もFY09での減配幅が大きすぎて、グラフでは見えない状況です。FY08に2.2ドルあったDPSは、FY09には0.04ドルに大暴落しています。

FY09以降のDPS推移を別途グラフ化しました。

こう見ると、ちょっと冷静になれます。FY15から大きく増配されています。

シティグループはストレステストにパスして、配当支払い額の増額をFRBに許可されました。これにより、シティの配当利回りは約1%から2%弱に上昇しています。シティは今後1年間で190億ドルの株主還元がFRBに許可されているので、自社株買いも期待できそうです。

リーマンショックで大きな傷を負ったシティグループですが、ようやく退院の日が訪れたようです。バロンズによると、現在(2017年夏)のシティグループの株価は割安で2020年までに株価が100ドルに達する可能性もあるとのこと。

 - 米国株銘柄分析