2017年最初の株取引を早速実行しました。
コカ・コーラ株を約50万円購入しました。NISA口座を使用しました。NISA口座でどの銘柄を買うか特に方針はありません。基本的にNISA口座から埋めていきます。もちろん120万円全額使う予定です。
為替が1ドル117円台半ばの時に購入したので、ちょっと為替差損状態です。まあ気にしません。コカ・コーラ株は正真正銘永久保有です。もちろん配当も再投資。
コカ・コーラ株は2017年のダウの犬銘柄の中でも特に有望かなと個人的に思っています。2016年配当込みでも市場平均を10%以上下回ったKOですが、こういった大型ディフェンシブ株は暴落を経て市場平均を上回ってくるものです。
そして、新興国株式ETFである1582を全額売却しました。以前特定口座の1582は全額解約したのですが、NISA口座の1582が30万円ほど残っていました。
これでポートフォリオから新興国株式が完全に無くなりました。米国株のみです。2017年から本当の米国株投資の始まりとなります。
さて、2017年のマーケットはどうなるでしょうか?
12月の雇用統計が昨夜発表されましたが、結果は良かったです。非農業部門雇用者数は15万6千人増でややペースは落ちていますが、FRBのイエレン議長は新規に労働市場に参入してくる人々を吸収するのに必要な増加数は前月比+10万人だと言っています。15万6千人増という結果にFRBは満足していると思われます。
また、平均時給は26ドルと前年同期比+2.9%となりこれは2009年以来約7年ぶりの増加幅です。(平均時給が26ドル=約3千円って凄いですよね、、平均がですよ、さすがアメリカ)。賃金が上昇するとインフレが進行してくることが想定されます。
FRBは当初想定通りに利上げを実施すると考えられます。今のところ2017年は3回利上げが実施されるというのがコンセンサスです。インフレが想定以上に進行した場合、回数はもっと多くなるかもしれません。
トランプ大統領が就任後、今たくさんツイートしているような政策をどこまで何を優先して実施するのかに先ずは注目が集まると思います。
シーゲル流の高配当ディフェンシブ株を狙っている投資家は2017年はチャンスかもしれません。いい仕込み時かもしれません。FRBが利上げをして米国金利がさらに上がれば、高配当株はもう1段の調整局面に入る可能性があるからです。
マーケットの調整に賭けて投資資金を温存しておくのか、タイミングは読めないと諦めてコツコツ投資するのか、どう判断するか迷いどころかもしれません。私は基本的にコツコツ買っていくつもりです。だから今回早速KOを買いました。
いつも有意義な記事をありがとうございます。
私も米国株への集中投資を行っておりますが、NISA口座では国外源泉徴収の10%は確定申告をしても取り戻せませんので、国外源泉徴収がほとんどないPMを購入するようにしています。
過去記事ではPMもお持ちのようだったので、その辺りどのようにお考えなのか気になりました。
いつもご覧頂きありがとうございます。
そうなのですか、その事実は初耳でした。
ググって調べましたが、フィリップモリスは米国外事業が100%だから米国での源泉徴収税がないのですね。
有益な情報をありがとうございます!とても勉強になりました。
確かにそうであればNISAでPMを買うのは合理的ですね。
まだ2017年のNISA枠は70万円ほど残っていますので、それはPMで埋めるのが良さそうですね。
PMには追加投資していく予定なのでその時はNISAで購入しようと思います。
いつも、拝見しております。
私も税金の観点からPMはNISAで買うようにしております。
補足ですが、RDS.BやBPなどの高配当銘柄もNISAだと税金が掛からず丸々受け取り可能となります。
そうなのですね、追加で情報教えて頂きありがとうございます。
いつもコメント見て思うのですが、私のブログの読者様皆さん知識レベル高すぎですよ、、(*_*)
こちらが教えてもらってばかりで恐縮です。
今後も記事で突っ込みどころあれば遠慮なくご指摘頂けると嬉しいです。
いつも大変参考にさせて頂いております。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
KOとPMを検討していますが、ともに配当性向が高く、
将来的に増配は厳しいのかなと予想します。
増配や自社株買い、業績好調などで株価はアップすると思いますが、
市場が飽和し、利益が横ばいになった場合、
増配も自社株買いもできず、株価も低調となる可能性が高い、
という考えをしてしまうのですが、いかがでしょうか?
もちろん、高配当、安定の上記銘柄が仮に増配をストップしても、
インフレにある程度対応しそうで、
配当金で将来的には生活の一部を賄いたい方針の場合、
安心な部分が多い銘柄と思っています。
いつも拙い考えで申し訳ありませんが、
ご意見を頂けましたら幸いです。
※回答がどうであれ、
KOはタイミングをみて購入する予定です
本年もよろしくお願いします。
確かにKOもPMも配当性向はかなり高いですが、特に問題視していません。
両社とも安定して多額の営業キャッシュを稼ぐ力があるので配当性向が80%近くあっても大きな懸念はなく、また両社のキャッシュフローを見る限り目前減配のリスクは低いかなと思っています。
確かに高い配当性向は増配余地が少ないという意味でネガティブにも捉えることができますが、それだけ株主還元に積極的であるとポジティブに捉えることもできます。
KOやPMクラスの安定感があればポジティブに捉えていいかなと思っています。
市場が飽和状態になれば自社株買いして株数を減らせばいいだけです。成長余地がないのであればより一層設備投資は不要になり、自社株買いに資金を回せるはずです。
むしろ中期的に減収予測の企業は投資家から買いが集まりにくく、長期投資家に買い場を与えてくれる可能性があります。
企業の成長と株主リターンが無関係と理解している我々にとって、会社が大きな成長予想を発表していない銘柄は投資妙味があるかなと思っています。
以上、素人意見ですが参考になれば幸いです。
配当利回り、配当性向、PERなど定量的な指標も常にチェックはしていますが、株主還元に積極的な優良銘柄だから大丈夫だろ!っていう感覚・直感で投資している面もあります。
Hiroさん、
早速のご回答、有難うございます。
いつも大変参考になるご意見です。
配当性向の高い銘柄をどうとらえるか、ブランド力が高い銘柄ほど
設備投資不要、という観点、とても勉強になりました。
自分も大儲けよりもささやかでも永続的な配当金ゲット(リタイヤまでは配当再投資)を目指したいため、KO、PMへの投資を行いたいと思います。
個人的には少し株高な気がするため、もう少し様子をみますが。。
いつもありがとうございます。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
いえいえ、こちらこそいつもコメントありがとうございます。
確かにS&P500のPERは20倍近くありますし、株価はとても割安とは言えない状況ですよね。
米国債10年利回りが2.4%だと考えると、S&P500平均の配当利回り2%はまあまあな水準かなとも思います。
やっぱり将来のマーケットはわかりませんねw。
為替はもっとわかりません。
慌て過ぎず、慎重になり過ぎず、コツコツ米国株買い増していきます。
Hiroさん
今回も本当に分かりやすい記事でした。ありがとうございます!
平均時給+2.9%はかなりの上昇幅ですよね・・トランプラリー恐るべし。
個別株の配当再投資が、今後もし自動化されたらとても便利ですよね。
ETF配当金の自動再投資も未だに日本で出来ないのが、本当に遅れていて残念で。
現状、配当金もNISA枠もインデックス(非上場)で端数を埋め立てるような形になり、歯がゆいところです。
「DRIP」の国内導入を待ちつつ、むしろ銘柄ごとの投資元本1000万単位クラスへの到達を先に目指すほうが合理的かも知れませんね。
米国個別株をコツコツ分散して買うにあたり、購入回数と手数料コストとのバランス感覚も難しい所で、今年もHiroさんの記事を参考にさせて頂きます!
岩波さん
ですね、アメリカ経済の底堅さはやはり凄いなと感心します。
これだけ米国で賃金が上がればインフレが進んでいずれは円高ドル安なんだろうな~って思っていたら、私がKOを買ってからドンドン円高が進んでショックです。笑
NISA枠の端数は私もインデックスで埋めていました。
銘柄毎に1000万円ですか!夢は大きいですね。私もそれを目指します。10銘柄で1億円ですね。
私は購入のタイミングは大体いつも悪いので、ほんの参考程度にして頂けばと思います。