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【BP銘柄分析】BPは確認埋蔵量世界2位の欧州石油メジャー

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はBPをご紹介します。

BPは英国に本社を置く欧州企業で、ADRとしてNY上場。

 


    BP財務情報等

基本情報

会社名 BP
ティッカー BP
創業 1889年
上場 1968年
決算 12月
本社所在地 英国
従業員数 75,000
セクター エネルギー
S&P格付 A-
監査法人 EY
ダウ30 ×
S&P100 ×
S&P500 ×
ナスダック100 ×
ラッセル1000 ×

 

地域別売上高

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

※自社株買い金額が拾えず、配当性向のみ記載。

※FY16純利益小さく配当性向が異常値になるので、FY16配当性向は割愛。

 

バリュエーション指標(2017/6/10時点)

PER:53.3倍 最新情報はこちら

配当利回り:6.6% 最新情報はこちら

配当性向:119% 最新情報はこちら

 

感想

BPは石油ビジネスを牛耳っていたセブンシーズを起源に持つ欧州石油メジャーである。
上流(探鉱・開発・生産)から下流(精製・輸送・販売)までを手掛ける垂直統合型。

四季報によると、BPは確認埋蔵量で世界2位、生産量で同3位とのこと。

過去10年の業績推移を見てみた。
やはり原油価格下落の影響を受けて、FY14辺りから売上高は下降気味。
FY15は最終赤字に転落している。

キャッシュフローも厳しい感じである。
フリーCFはFY16にはマイナスになっている。
これは原油価格下落で営業CFが大幅に下落するなかでも、一定の設備投資を継続しているからである。

設備投資はFY15から、かなり控えめになっているが、それでも従前の8割程度の投資資金は確保している。

配当推移を見ると、FY10にDPSが急落していることがわかる。
これは、2010年にメキシコ湾で石油流出事故が発生し、総額600億ドルという巨額の賠償金負担があったためである。

その事故以降、配当は順調に増加している。
市況が厳しい昨今も、特に減配することなく配当を出しているようだ。

配当利回りは驚きの6.6%!
ロイヤル・ダッチ・シェルと同じくらいの高配当。

BPはかつて減配しているとは言え、その原因が歴史的な石油流出事故に起因するものであり特殊要因だったと言えるであろう。
今後そのようなイレギュラーがなければ、配当水準は堅持するものと思われる。
非常に魅力的な配当水準だと思う。

業績が厳しかったFY16もDPSを横ばいで維持している点も、好感を持てる。
原油価格下落時には上流部門がどうしても苦しくなるが、垂直統合型のビジネス構造なので下流部門が下支えしてくれる。

今後、原油価格が回復してくれば(当面回復する気配はないが・・)、上流部門の業績も持ち直してさらなる増配が期待できるであろう。

他の石油メジャー(XOMやRDSB、CVX等)と比較してどれが長期投資対象として良いかは、正直あまり判断が付かない。
大手石油メジャーは財務体質もしっかりしており、どれに投資しても大丈夫だと思う。もちろんBPも安心して長期保有できるエネルギー株でしょう。

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