Grow Rich Slowly シーゲル流米国株投資で億万長者になる!

米国株投資を通じて資本主義社会を豊かに楽しく生きる

*

【AXP銘柄分析】アメリカン・エキスプレスはAMEXブランドで有名なクレジットカード会社

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はアメリカン・エキスプレス(AXP)をご紹介します。


  AXP財務情報等

基本情報

会社名 アメリカン・エキスプレス
ティッカー AXP
創業 1850年
上場 1977年
決算 12月
本社所在地 ニューヨーク州
従業員数 56,400
セクター 金融
S&P格付 BBB+
監査法人 PwC
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

 

連続増配年数

5年

 

バリュエーション指標等(2017/9/18時点)

PER:17.8倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.5% 最新情報はこちら

配当性向:22% 最新情報はこちら

 

感想

アメリカン・エキスプレス(AXP)と言えば、AMEXブランドで有名なクレジットカードを発行している会社です。高所得者向けにクレジットカードを発行して資産運用や保険などの金融サービスを提供し、手数料収入を得ています。

NYダウ30構成銘柄です。また言わずと知れたバフェット銘柄でもあります。バークシャー・ハサウェイはAXP発行済み株式の17%近くを保有する筆頭株主です。バフェットは、たとえ経営陣が愚かでもアメリカン・エキスプレスは高い利益を維持できる会社だと言ってます。

1960年代、AXPがとある巨額訴訟事件に巻き込まれて株価が暴落した時に、バフェットはAXP株を取得しました。本業での収益性が衰えていない限り、訴訟などの一時的なハプニングは乗り越えられるだろうという判断です。素晴らしい会社を買うことを先ず大切ですが、暴落時に投資できるに越したことはないですね。

そんな大手バフェット銘柄のアメリカン・エキスプレスの財務諸表をチェックしてみました。

売上高はここ5年間は330億ドル弱で安定しています。リーマンショック時のFY09を振り返っても、それほど売上高は落ち込んでいません。金融危機でアメリカン・エキスプレスが持つカード債権の資産性が悪化して、多額の貸倒引当金を計上していますがそれは売上高には影響しません。

貸倒引当金繰入は販管費として利益を圧縮します。ですが、FY09は確かに利益は減少していますが、普通に最終黒字を確保しています。FY10から利益も回復しているので貸倒引当金の積立不足もなかったと推測されます。アメリカン・エキスプレスの安定した収益力を感じ取ることができます。

キャッシュフローも安定しています。事業継続に必要な設備投資額が少ないので、フリーCFは潤沢です。営業CFマージンは過去5年平均で28%ほどもあり高収益です。

なお、FY16に営業CFが減少していますがキャッシュフロー計算書を見ると税金支払い額が多かったようです。詳しくはわかりませんが、コストコのカード事業売却が絡んだ会計処理だと推測しています。本業とはあまり関係ないと思われるので心配は無用でしょう。

株主還元もしっかりしています。配当はリーマンショックが起こったFY08以降も減配はせずに済みました。ただし、FY08~FY11までは増配はなしです。FY12より増配が始まっています。

ここ5年間の自社株買いの規模は凄いですね。配当総額の4倍以上の自社株買いを実施しています。総還元性向は100%を超えています。こういった株主還元意識の高さが米国株投資の一番の魅力だと私は思っています。素晴らしい優良企業だと思いました。

2016年3月にコストコのカード事業をシティグループに売却しています。収益は安定してキャッシュフローは潤沢ですが、厳しい競争環境にあるのも事実です。カード発行会社の競合としては、バンカメ、JPモルガン、シティグループなどがあります。

2017年度通期は増収減益を見込んでいます。

 - 米国株銘柄分析