石油輸出国機構(OPEC)は11月30日に開催した会合で、8年ぶりの減産で合意しました。

OPEC加盟国での原油生産量は現在1日約3360万バレルですが、ここから120万バレル削減するとのこと。この削減量は世界の生産量の1%に相当します。

この決定を受けて原油価格は急伸して、現在は1バレル51ドル近辺です。

OPEC加盟国は1バレル55~60ドル程度を目指していると言われています。もう少し上昇して欲しいところでしょう。特にサウジアラムコのIPOを控えるサウジアラビアはなおさらでしょう。単独でのさらなる減産も辞さないかもしれない。

OPEC減産合意を受けて、債券利回りはさらに上昇しドルは買われました。

この債券利回り上昇受けてでしょうか、またしても生活必需品株が下落気味でしたので、シーゲル流へのポートフォリオ改革を実施しました。

取引日は12月2日(金)です。

   PM追加取得  VYM解約

フィリップモリス株を約70万円相当買い増しました。

フィリップモリス株は先日60万円購入したばかりですが、今回追加取得に至りました。

これで私のポートフォリオにある個別銘柄ではコカ・コーラを抜いてフィリップモリスが最大銘柄となりました。

フィリップモリスはシーゲル教授の『株式投資の未来』で最もハイパフォーマンスを記録した銘柄です。もちろん、今後50年もそれが再現するだろうと楽観しているわけではありません。

しかし、フィリップモリスの美しいキャッシュフロー計算書(設備投資がほぼ不要)や高い配当利回り、稼いだキャッシュをすべて株主に返還する誠実な姿勢を私はとても魅力的に思っています。

今後も全銘柄トップとまではいかなくとも、フィリップモリス株への配当再投資が市場平均を上回る株主リターンを生み出すだろうと確信しています。

余剰資金は100万円以上あったので、銘柄入替でなくとも自己資金でフィリップモリス株を購入することはできたのですが、最近はドルが買われ過ぎている印象があったので自己資金からではなく、銘柄入替にしました。

高配当ETFであるバンガードVYM68万円をすべて解約しました。

VYM→PMという取引です。
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VYMは低コストで高配当優良企業が集まった優秀なETFなのですが、諸々熟慮したうえ私は高配当ETFはHDV1本で行くと決めました

VYMは遅かれ早かれ売却するつもりでしたが、さっそく売却することになりました。VYMは史上最高値を更新している最中でした。

30年後を見据えた取引なので別にタイミングを図るつもりはないのですが、結果として最高値更新の中のVYMから小暴落中のPMへの切り替えということで悪くはないタイミングかなと思っています。

先日記事にしましたが、私の投資銘柄はHDV+高配当個別株としています。

まだHDV以外のETFも多く保有していますが、少しづつ目標ポートフォリオへの切替取引を実行していきます。

銘柄やセクターをどうするかについてのルールは設けていませんが、生活必需品株にやや偏ってきたのでヘルスケアも一部加えようかなと検討中です。ジョンソンエンドジョンソン、ファイザー、メドトロニックあたりかな。

2016年中にスッキリさせたいのですがどこまでできるかわかりません。早くやれよって感じだと思いますが、結構精神的に負担なんですよね、手数料も掛かるし。

優柔不断な小心者です。

でも改革は続行します。