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【ACN銘柄分析】アクセンチュアは超優秀なコンサルタントが揃うエリート集団

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はアクセンチュア(ACN)をご紹介します。


  ACN財務情報等

基本情報

会社名 アクセンチュア
ティッカー ACN
創業 1989年
上場 2001年
決算 8月
本社所在地 アイルランド
従業員数 394,000
セクター 情報技術
S&P格付 A+
監査法人 KPMG
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

地域別売上高

 

業績

 

キャッシュフロー

※過去5年分です、ご了承ください。

 

株主還元

※配当性向と総還元性向は過去5年分のみです、ご了承ください。

 

連続増配年数

7年

 

バリュエーション指標等(2017/7/19時点)

PER:22.5倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.9% 最新情報はこちら

配当性向:41% 最新情報はこちら

 

感想

アクセンチュアは世界を代表するコンサルティング会社であり、日本でもビジネスを展開している。日本の大手企業の中には、アクセンチュアがシステム導入を手掛けた企業も多くある。

業務コンサルティングをしながら、適切なITシステムソリューションを提案するのが一般的なビジネス。また、マッキンゼーやBCGとコンペで競合するような戦略コンサルティングも手掛けている。

私は今まで何度もアクセンチュアのコンサルタントの方と一緒に仕事をしたことあるが、みなさん大変優秀で仕事のできる人ばかりである。それと夜遅くまで働くあのドラスティックさは真似できないと感じる。

アクセンチュアの方と合コンに行ったことがあるが、おとなしめの私はそのハイテンションな空気に全くついて行けず、隅っこでしょんぼりしていた。

アクセンチュアの売上高に占める日本市場は僅かで、売上高のおよそ半分が北米である。米国でのITサービス事業ではIBMのシェアがトップであるが、最近アクセンチュアが躍進しているようだ。

過去10年分の業績を概観してみた。

確かに売上高はここ10年右肩上がりで伸びており、直近の売上高は約350億ドル。競合するIBMの直近FY16の売上高は減少傾向とは言え800億ドルもある。売上高で単純に企業規模を比較すると、まだかなりIBMの方が大きい。

EPSも同様に右肩上がりで、ROEも60%と高い。

キャッシュフローも安定している。なお、フリーCFが多いのは設備投資が不要なコンサル会社なのである意味当然である。その代わり、人的投資が多額に発生する。その点はIBMも同じであると考える。

営業CFマージンは高収益と言われる目安の15%には届かないものの、安定して高収益なレベルだと思う。

株主還元も素晴らしい。DPS(一株当たり配当)はFY07から一貫して増加している。自社株買いにも積極的で、稼いだお金はしっかり株主に返還している。

配当利回りも2%と市場平均並みはある。

コンサル会社と言うとどうしても、稼いだお金はパートナーががっぽりもっていくイメージがあるがACNはきちんと株主還元できている。そこはさすがガバナンスが整っている米国大企業だと感じた。

1点、ACNのキャッシュフロー計算書を見ていて気になったことがある。それは毎年増資しているのである。そんなに大規模ではないが、毎年「株式発行による収入」の欄に5億ドル前後の数字が見られる。

これは何だろうか?

しっかり利益出てるし、あまり増資の必要性を感じないが・・。
とは言え、きちんとEPS、DPSともに伸ばしているのだから、既存株主の利益を大きく棄損していることはないであろう。心配無用か。

2017年こそACNはS&P500をやや下回るパフォーマンスだが、リーマンショック以降のリターンで言えば市場平均を超えるリターンを上げている。競合のIBMを遥かに上回るリターンだった。

また、ACNの過去の株価チャートを見て驚いたのがリーマンショックでの株価下落幅がかなり緩慢だということだ。ITサービスと言うと不況に弱い印象を持っていたが、意外にディフェンシブ性が強いのかも。

私は正直言って、アクセンチュアのような高給なコンサルタントを雇い続けて人的費用が掛かり続けるビジネスへの長期投資には否定的であった(そのくせIBMには投資しているのは矛盾しているが・・)。
が、その自分の考えは正しくないのかもしれない。

自分の考えや投資法が正しいと傲慢にならずに、これからも勉強を続けて投資家として成長していきたい。

 - 米国株銘柄分析