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【ACN銘柄分析】アクセンチュアは超優秀なコンサルタントが揃うエリート集団

   

※2018年8月期決算データ反映、BSデータ追加、コメント刷新(2018/11/4)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はアクセンチュア(ACN)をご紹介します。


  ACN財務情報等

基本情報

会社名 アクセンチュア
ティッカー ACN
創業 1989年
上場 2001年
決算 8月
本社所在地 アイルランド
従業員数 394,000
セクター 情報技術
S&P格付 A+
監査法人 KPMG
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

地域別売上構成比

 

セグメント別売上構成比

 

業績

 

キャッシュフロー

 

バランスシート

資産

負債純資産

 

株主還元

 

連続増配年数

8年

 

過去10年の配当成長

年率+18.2%

この10年で配当は5.3倍になりました。

 

バリュエーション指標等(2018/11/4時点)

予想PER:19.8倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.9% 最新情報はこちら

 

コメント

アクセンチュアは世界を代表するコンサルティング会社一つで、日本を含めグローバルでビジネスを展開しています。日本の大手企業の中には、アクセンチュアがシステム導入を手掛けた企業も多くあります。

業務コンサルティングをしながら、適切なITシステムソリューションを提案することが多いです。また、戦略コンサルティングも手掛けており、マッキンゼーやBCGとコンペで競合することもあります。

私は今まで何度もアクセンチュアのコンサルタントの方と一緒に仕事をしたことありますが、みなさんとても優秀で仕事のできる人ばかりで尊敬してます。それと夜遅くまで働くあのドラスティックさは真似できないです・・。アクセンチュアの方と合コンに行ったことがありますが、おとなしめの私はそのハイテンションな空気に全くついて行けず、隅っこでしょんぼりしてましたw。

売上高に占める日本市場は僅かで、売上高のおよそ半分が北米です。米国でのITサービス事業ではIBMのシェアがトップですが、最近アクセンチュアが躍進しているようです。

顧客を5つのグループに分けて損益管理をしています。
・Communications, Media & Technology
(通信・メディア・ハイテク)

・Financial Services
(金融サービス)

・Health & Public Service
(医療健康・公共サービス)

・Products
(製造・流通)

・Resources
(素材・エネルギー)

システムを導入するにしても、業界によってある程度お決まりのテンプレートがあるはずです。過去のプロジェクトのノウハウが蓄積することで、より高品質なサービスに繋がるんだと思います。もちろん、人材がすべてでしょうが。

財務データを見てみましょう。

売上高はグングン伸びていますね。この10年で約2倍に成長しています。FY18も増収で特にハイテク業界でのコンサル収入が増加しました。北米、欧州、アジアすべての地域で伸びています(ただし欧州はユーロ高の影響があろうかと思います)。

業績好調は私の実感と一致します。アクセンチュアに限らず、最近の大手コンサルはかなり強気で料金交渉してきます。明らかに単価が上がってます。でもコンサルに金をケチるとロクなことはないので(過去の経験上)、多少高くても優秀な人を雇ったほうが結果としてプラスになることが多い印象です。

キャッシュフローも非常に安定していますね。なお、フリーCFが多いのは設備投資が不要だからです。その代わり人件費が多額に発生するわけですが、それを加味して営業CFがちゃんとプラスなわけですから、しっかり儲けていると言えます。コンサルファームで営業CFマージン15%は優秀だと思います。

バランスシートを見てみましょう。
コンサル会社のBSはどうなっているのでしょうか?

総資産の半分強が流動資産です。内容は主に現金と売掛金。売掛サイトはそんなに長い印象はありませんが、他に資産がないため売掛金の多さが目立ちます。コンサル会社の最大の資産は「人財」でしょうが、それはバランスシートには計上されていません。そういう所謂「経済的のれん」はBSに反映されません。会計上のBSからアクセンチュアの本当の資産を把握するのは難しそうです。なお、固定資産の大半は(会計上の)のれんと繰延税金資産です。

負債純資産について。意外に負債が多いですが銀行借入はほぼありません。設備投資はないですからね。主に繰延収益と社員への未払給与です。繰延収益があるってことは、コンサルフィーを前倒しで貰っているケースが結構あるってことですね。意外でした。自己資本比率は42%です。

配当はハイペースで増加していて、この10年でDPSは5倍に増えました。コンサルティング会社は優秀な従業員にパイの大半を持って行かれる印象がありますが、さすが米国企業ということで株主にもしっかり利益を残しています。

 - 米国株銘柄分析