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【ABBV銘柄分析】アッヴィは超高収益な大手バイオ製薬

      2017/09/21

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。(今回の記事は過去5年分です。)

データソースはMorningstarです。

今回はアッヴィ(ABBV)をご紹介します。

基本情報

会社名 アッヴィ
ティッカー ABBV
創業 2012年
上場 2013年
決算 12月
本社所在地 イリノイ州
従業員数 28,000
セクター ヘルスケア
S&P格付 A
監査法人 EY
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上比率

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

連続増配年数

44年

 

バリュエーション指標(2017/3/10時点)

PER:18.2倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.9% 最新情報はこちら

配当性向:47% 最新情報はこちら

 

感想

アッヴィは2013年にアボット・ラボラトリーズから分社化された企業である。なのでアッヴィ自体は新しい会社だが元をたどれば創業100年超でヘルスケア業界第3位の伝統企業である。なお、アボット・ラボラトリーズは20世紀後半に株主リターンが高かった企業として『株式投資の未来』にも取り上げられている。

アッヴィは抗リウマチ薬のヒュミラという大型商品を持っているが、米国では特許期間が2016年に失効している。ただし、売上高は2016年も伸びており、依然としてヒュミラの売上高は好調だと思われる。

とは言え、後発薬の脅威があるのは間違いないだろう。

さて、決算分析だが、端的に言って文句なしの超高収益企業である。

売上高は毎期順調に増加しており直近は3兆円に迫る勢い。粗利率は77%ほどもある。製薬業界は最もコストが掛かる開発費が売上原価を構成しないので、そもそも粗利率が高くなる構造ではあるがそれでも高いマージンだと感じる。メルクよりも高くファイザーよりは低い感じか。

グラフ化はしていないが、営業利益率は30%を超えており純利益率は20%を超えている。収益率に関する指標だけを見ればファイザーやメルクを凌駕する数字である。ヒミュラの高収益が効いていると思われる。

ROEも100%を超えている。

営業CFマージンも平均的に30%を超えており、キャッシュ面でも高収益体質がよくわかる。フリーCFも潤沢。

株主還元指標もしっかりしている。一株配当は毎期増加しており、配当性向も50%ほどで余裕がある。直近2年で言えば配当よりも、大規模な自社株買いが目立つ。最終利益を超える自社株買いを実施しており、直近の3年の総還元性向は200%弱という驚異の数字である。

ヒミュラというブロックバスターに頼っている収益構造に若干の不安を覚えるものの、超高収益な優良企業であることは間違いなく、長期投資の対象として検討するに値する企業である。

 - 米国株銘柄分析